貴金属ジュエリー販売の「GINZA TANAKA」仙台店（仙台市青葉区一番町3、TEL 022-265-4130）で4月2日、「メッシの黄金の左足」の展示が始まった。

しわや指紋、浮き出た血管まで精巧に再現

　1987年アルゼンチン生まれのリオネル・メッシ選手。13歳でスペインのサッカークラブFCバルセロナのテストに合格し、16歳でプロデビュー。FIFAとフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が共同主催する「バロンドール」を2009年から4年連続で受賞している。2007年には「恵まれない子どもたちの夢をかなえたい」という思いから、家族とともに「レオ・メッシ財団」を設立。2010年にはユニセフ親善大使にも任命され、社会貢献活動に力を入れている。

　メッシ選手の左足を純金で製作した同オブジェ。GINZA TANAKA（本社＝東京都中央区）の提案に、「東北の復興に役立てられるなら」とメッシ選手が快諾し実現した。左足の足首から下を型取りし、同社独自の精密鋳造技術を駆使して制作。サイズは高さ約25センチ、幅約28センチ、奥行き約16センチで、重さは約25キロ。大理石と木で作った台座が付く。価格は4億9,550万円（525万ドル）。

　同オブジェを2分の1サイズにしたミニチュア版「メッシの黄金の左足 ミニ」（396万円または4万2,000ドル、台座とガラスケース付き）も100個限定で販売する。商品はいずれもメッシ選手のサイン彫刻入り。

　仙台店を含め、同社の直営店全8店舗で6月6日まで販売。販売期間中は毎月第1営業日の為替レートを基に価格を更新。売り上げの一部は、同財団を通じて東日本大震災の被災地支援に役立てられる。

　仙台店の営業時間は10時30分～19時30分。展示は今月14日まで。