仙台市は2月1日、観光情報発信チーム「Sendai Love Editors(センダイ ラブ エディターズ)」を発足した。
4月~6月に開催される「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」(以下、DC)を盛り上げるため、「市民の目線による新たな観光資源の発掘と情報発信」を目的とする同チーム。仙台市観光交流課担当者は「市民目線で今まであまり紹介されていないテーマの調査にも取り組むことで、多様化している観光需要に対応できるような発見が生まれることを期待している」と話す。
厚生労働省の緊急雇用創出事業を活用し、20~50代の男性3人・女性3人で結成。空港保安業務・事務・販売・接客・製造・旅行会社・出版社・フリーライターなど、さまざまな職種経験者がそろう。
トレードマークの「青葉色の自転車」で市内全域の観光情報を収集・取材し、さまざまな媒体を通して市民や首都圏に向け発信する。まずはフェイスブックページを開設し、活動内容や自己紹介、おすすめの仙台土産などを紹介。ユーストリームで観光地や旬の情報を伝える番組も配信する。配信は毎週水曜日の正午ごろを予定。
3月25日には旅行情報誌「るるぶ」が協力したフリーペーパー「歩いて楽しむ仙台・秋保・作並」を発行予定。部数は3万部。メールマガジンや紙媒体による定期的な情報提供も検討しているという。
同チームメンバーの鈴木麻也さんは「編集の経験はないので周りからいろいろ教えていただき、学んでいる。明るく元気に、笑顔で仙台の魅力や情報を発信したい」と話す。同じく庄子智大さんは「仙台に長く住んでいても日々新発見や再発見があるのは、街並みも人の動きも毎日変化し続けているから。慣れ親しんだこの地で見つけたことを発信することで、市民や観光客の方の楽しみを作り出せれば」と意欲を見せる。