仙台・南町通沿いに昨年オープンした立ち飲み店「さとうや」（仙台市青葉区一番町2、TEL 022-399-7181）が1周年を迎えた。

立ち飲み店「さとうや」店内

　ライトバン1台での商業備品販売に始まり、食品の製造卸を経て昨年3月まで宮城野区中野栄で弁当・天ぷら・フライの販売・配達を行っていた店主の佐藤智さん。東日本大震災の影響で昨年6月に同所へ移転し、立ち飲み居酒屋に業態変更して営業を再開した。

　店舗面積は約20坪で、手前に立ち飲みスペース、奥にテーブル25席を用意。昼は、「ポテトサラダハムカツ」「豚肉キムチ炒め」「とり空揚げ」など5種類前後の日替わり弁当（以上420円）を販売。ご飯は客がおひつから詰めるセルフサービスで、購入した弁当は店内で飲食可。

　夜は、揚げたての天ぷら・串揚げをメーンに、つまみ・一品料理・サラダ・ご飯ものなど約50種類を提供。メニューは「キス天」「かき揚げ」（以上100円）、「エビ天」（150円）、「天ぷら盛り合わせ」（500円）、「串揚げ」（各100円）、「ねぎ塩冷ややっこ」（200円）、「ポテトサラダ」（290円）など。ドリンクは、「角ハイボール」（300円）、「生ビール」（350円）ほか、日本酒・焼酎・マッコリ・梅酒・ワインなど約20種類を用意する。

　利用客は近隣で働く40代後半～60代の会社員が中心で、夜の客単価は1,300円。佐藤さんと20年以上共に働いてきた丸山享佳さんとのやり取りは、常連客から「ボケとツッコミのよう」と評判。そのアットホームな雰囲気を楽しみに来店する客も多いという。佐藤さんは「どんなお客さんが来てくれるのか毎日ドキドキと期待でいっぱい。無理をせず、型にもはまらず、できる範囲でやっていきたい」と話す。

　営業時間は11時～14時、17時～21時30分（土曜は3人以上の予約客のみ）。日曜・祝日定休。