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せんだいメディアテークで「星空と路」-市民らの記録で1年を振り返る

上映室で3月11日に上映予定の作品「どうか記憶よ離れないで」

上映室で3月11日に上映予定の作品「どうか記憶よ離れないで」

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 せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)で3月6日、東日本大震災発生からの1年を記録や映像で振り返るイベント「星空と路 3がつ11にちをわすれないために」が始まった。

上映作品「2011東日本大震災 仙台一市民の記録」

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 同施設では、震災からの復興の過程を記録・発信する「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(通称=わすれン!)を昨年5月に開設。多くの市民が専門家・施設スタッフと協働し、「震災復興アーカイブ」として映像・写真・音声・テキストでの記録・保存活動を行ってきた。

 「それらの一部をご紹介しながら、この1年を振り返る機会を提供したい」(同施設広報担当者)と、同イベントを企画。「図書室」「上映室」「資料室」の3会場を用意し、震災関連の本や写真・映像などを紹介する。

 図書室(3~4階・仙台市民図書館)では、「3.11震災文庫」として収集した震災前と震災後の地図「仙台市区分地図2011」「復興支援地図」「津波詳細地図」やハザードマップ、震災関連の書籍、新聞、雑誌などを展示。今月11日まで。

 上映室(7階・スタジオシアター)では、「山形国際ドキュメンタリー映画祭」から10作品、「わすれン!」に寄せられた市民映像から17作品など、独自の視点で震災をとらえた映像を上映。入場無料(「エクレール・お菓子放浪記」のみ1,000円)で、各回とも定員180人。12日まで。

 資料室(1階・オープンスクエア)では、震災体験の記録や災害支援情報発信、仮設住宅での手仕事、放射線測定、障害者支援などの活動を行ってきた20団体の活動記録を紹介。「3.11キヲクのキロク~市民が撮った震災記録」写真展や、震災当日の夜空をスクリーンに投影する「星空」、震災後に撮影された車載映像「国道45号・国道398号」上映なども行う。開催は10日・11日の2日間。

 「これからどんな応援をしていけばいいか分からないという方に広くご覧いただき、それぞれに向き合う現実の中から、自分に合った方法、手だてを発見し、行動していただけるとうれしい」と担当者。「震災以降、足元の定まらない道のりを復旧・復興へ向けて歩いてきたように思う。これを機会に、この1年歩んできた道のりを振り返り、これからの歩みについて一緒に考えてみていただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~22時(フロアにより異なる)。

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