仙台のビアバーで「麦のワイン」解禁パーティー、ボジョレ解禁に合わせ

「エル・ディアブロ」解禁の瞬間。カメラに向かってビール愛好家が集う各地の店と乾杯

「エル・ディアブロ」解禁の瞬間。カメラに向かってビール愛好家が集う各地の店と乾杯

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 ボジョレ・ヌーボー解禁日の11月17日、仙台市青葉区のビアバー「アンバーロンド」で神奈川県厚木市の地ビールメーカー「サンクトガーレン」が製造する「エル・ディアブロ」の解禁パーティーが開かれた。

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 同ビールは「バーレイワイン(麦のワイン)」と呼ばれる長期熟成型ビール。ブドウ栽培に適していない気候のイギリスで、麦芽を原料としてワイン代わりに作ったのが発祥とされる。ビールでありながらワイン並みにアルコール度数が高く、ワインと同じように月日を経て熟成していくのが特徴。

 エル・ディアブロはボジョレ・ヌーボーの盛り上がりに対抗して同社が2006年に初めて発売。通常のビールの2.5倍の麦芽と6倍のホップを使用し、濃厚で蜜のようにとろりとした口当たりが特徴。アルコール度数は9.8%で、数値上で一般的なビールの約2.5倍の甘さ、約4倍の苦さを持つ。

 毎年、ボジョレと同じ日に解禁され、今年は日本各地の約30店舗で一斉に提供された。同店でも16日22時ごろから常連客を招いてパーティーを開き、たる生のエル・ディアブロをグラスについで17日0時ちょうどに乾杯。東京・横浜・大阪の飲食店とカメラをつないで楽しみを分かち合った。「今年は初めてたる生を扱えることもあり、パーティーを企画した。同時に乾杯した各地の店舗に、東北・仙台もビール文化を楽しんでいる、元気に飲んでいるという感じが伝わっていればうれしい」と店長の田村琢磨さん。

 同ビールのたる生は約10日間同店で味わえる(なくなり次第終了)。料金は250ミリリットルで1,000円。田村さんは「麦芽とホップをふんだんに使ったディアブロはビールの常識を覆す味わい。日本人が日本のビールを飲み、応援することが地域活性化にもつながるので、ぜひこの機会にサンクトガーレンの限定ビールを味わってもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は18時~翌2時(金曜・土曜・祝前日は翌4時まで)。日曜定休(祝日の場合は翌日)。

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