仙台市若林区に馬具と乗馬用品の専門店「ホースギャラリー・チモシー」(仙台市若林区新寺2、TEL 022-781-8399)がオープンして約3カ月がたった。
同店のオーナーは馬術歴45年の鈴木弘二さん。1970(昭和45)年から18年連続で国体に出場し、2001年には宮城国体で監督としてチームを総合優勝に導いた経歴を持つ。
そんな鈴木さんが「今までのキャリアを生かしたことをやりたい」と、昨年11月にオープンした同店。店舗面積は約20坪。「地方には馬術用品の店が少なく、ネットショップを利用する人がほとんど。しかし、購入後にサイズや質感などが思っていたものと違ったという不満が残るケースも多い」と鈴木さん。「実際に見て触って、納得のいくものを買っていただきたいと考えた」。
商品のラインアップは、くら・ヘルメット・ムチ・ブーツなどの馬術用具、馬用のボディーケア用品やサプリのほか、馬のミルクを使用した化粧品、馬をモチーフにした雑貨やアクセサリー、馬をかたどったスウェーデンの民芸品「ダーラナホース」など。
「Pikeur(ピカー)」と「TIARA(ティアラ)」の2ブランドを中心に、乗馬用ファッションブランドのウエアも取り扱う。パンツ(4万円台)、シャツ(2万1,000円)、マフラー(1万5,800円)、カーディガン(7,900円)のほか、ジャケット、パーカー、カットソー、スカジャン、ベルト、靴下、キャップなどをそろえる。「乗馬用ウエアは丈夫で機能性があるうえ、とてもファッショナブル。普段使いしやすいものが多いので、一般の方にもファッションの一つとして取り入れてもらえれば」。
オープン後は10~60代の乗馬経験者をはじめ、馬好きの人や近所の主婦などが利用し、リピーターも多いという。鈴木さんは「これから乗馬を始めたいと思っている方や、乗馬についての疑問など、馬に関することなら気軽に何でも聞いていただければ」と話す。「馬が好きな人たち同士のコミュニケーションの場になればうれしい。乗馬に関するさまざまな情報も発信していければ」とも。
営業時間は10時30分~18時30分。火曜定休。