仙台市宮城野区の榴岡公園(仙台市宮城野区五輪1)で10月23日、「れきみん秋祭り」が開催される。
「古来の祭りを再現し、祭り本来の姿を知ってもらいたい」と2006年に初めて開催され、今年で5年目を迎える同祭。毎年多くの家族連れなどでにぎわいをみせ、昨年は約8,000人が来場した。
祭りのメーンとなるのは日本古来の芸能「神楽」。神楽は神事に際して「神々を祭場に招きもてなす」ために行われる歌舞で、宮中で行われる「御神楽」と民間で行われる「里神楽」を合わせて全国約3,000カ所で行われているとされる。
今年の出演団体は、国重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産にも登録されている「早池峰岳神楽」(岩手県花巻市)、市無形民俗文化財「生出森八幡神社附属神楽」(仙台市太白区)、県無形民俗文化財「上町法印神楽」(登米市)の3団体。同祭広報担当者は「神楽に興味がある方はもちろん、今まで見たことがないという若い方々にこそぜひ見ていただきたい。『神人一体』の舞の美しさとエネルギーを味わっていただければ」と話す。
当日は大衆芸能や大道芸の披露、ミニSL・ボンネットバスの体験搭乗、屋台での飲食販売なども用意。公園内にある仙台市歴史民族資料館では、江戸時代の錦絵をモチーフに再現した射的コーナーや神楽に関する展示コーナーなどを設ける。
開催時間は10時~16時30分。入場無料。