仙台市青葉区に2月20日、セレクトショップ「Delicious(デリシャス)」(仙台市青葉区本町1、TEL 022-398-3533)がオープンした。
仙台のデザイン会社「PILE」(同)が初めて手がける同店。広告や商品パッケージ、ウェブサイトなどのクリエーティブワークを手がける傍ら、2006年からストリートカルチャーのフリーマガジン「Common Magazine(コモンマガジン)」を発行。取材や編集を通して国内外のブランドやアーティストとのつながりを築いてきた。
同社デザイナー兼ショップマネジャーの佐野弘之さんは「以前からショップを出したいという思いがあり、ウェブでの販売を行ってきた。今回、取り扱いたいと考えていたブランドからオファーが来るなどいろいろなタイミングが合い、フラッグシップショップのオープンに至った」と話す。
店舗面積は約9坪。「清潔感があって、1990年代のショップのような雰囲気にしたかった」という店内は、白を基調に木やコンクリートなどの質感を打ち出したシンプルな空間に仕上げた。什器にはスケートボードと同じメープル素材の合板を使う。
取り扱うブランドは、同社が国内総代理店となる「Benny Gold」をはじめ、「HUF」「MASH-SF」「DQM」「Incase」などストリート系13ブランド。商品のラインアップは、ウエア(5,000円台~)、スニーカー(1万円台~)、キャップ、ニット帽、小物雑貨、スケートボードデッキなど約130アイテム。「最新の流行を追っているわけでもなく、古いものだけでもない、ちょうど良いバランスでセレクトしている」と佐野さん。
佐野さんの「おすすめ」は「HUF/MAKE EM CRY」(5,250円)、「HUF/SCRIPT T-SHIRT」(5,040円)、「DQM/GERONIMO HOODIE」(1万8,690円)。7色展開の同店ロゴ入りオリジナルTシャツ(5,040円)も販売する。
メーンターゲットは20代~35歳の男性で、客単価は1万円。佐野さんは「いろいろな方々に気軽に遊びに来てもらい、『たまり場』として利用してもらえれば。この場所から新しい出会いや動きが生まれれば」と話す。
営業時間は11時~20時。