仙台市青葉区の猫カフェ「天使のこねこネコ」(仙台市青葉区一番町3、TEL 022-266-7152)が、猫好き女子の間で人気を集めている。
同店を運営するのは、仙都動物病院(泉区高玉町)院長の妻で東北動物看護学院(同)の学生指導部長を務める茂木徳子さん。「病院や学校に毎年約200匹の猫が持ち込まれたり、玄関先に捨てられたりしている」ことから、茂木さんは生徒やボランティアスタッフとともに検査やワクチン接種を施し、飼い主を探す活動を行っていた。そんな折、生徒から「猫カフェで働きたい」という希望があり、「癒やしの場所としてはもちろん、猫の飼い方や触れ合い方など、猫に関する知識を少しでも学んでもらえるのであれば」と考えオープンを決意した。
店舗面積は約22坪。ピンクを基調とした店内に、白のカフェテーブルやソファを配した「かわいらしい雰囲気」の空間が特徴。靴を脱いで入店し、ドリンクを飲みながら猫と触れ合うことができる。天井空間には透明のアクリル板を用いたキャットウォークを設置し、行き交う猫たちの肉球を下から観察できる。「猫には肉球を触られるのが嫌いな子も多いので、下から眺めて楽しんでもらえれば」と茂木さん。
同店の「猫スタッフ」は、日本猫を中心に、アビシニアン・ペルシャ・スコティッシュフォールド・マンチカン・メインクーン・ラグドールなど約15匹。生後約2カ月の子猫から7歳までの「個性的な猫スタッフ」が、気ままな勤務態度で利用客を癒やしている。「人気」は、ペルシャの「のん」と最年長の日本猫「ぶっち」。「のんちゃんの性格は『お姫さま』で、ぶっちは無愛想だが愛嬌(あいきょう)がある(笑)」という。
昨年12月のオープンから約2カ月で、平日はOL、休日はカップルや家族連れが多く利用するほか、年配の利用客や男性客も増えている。茂木さんは「捨てられていた猫たちが元気になってお客さまにかわいがられ、幸せそうな顔をしている様子を見られることが一番うれしい。猫好きの方はもちろん、いろいろな理由で動物を飼うことができない方にもぜひご利用いただければ」と話す。
営業時間は11時30分~21時(土曜・日曜は10時30分から)。基本料金は、30分=500円、1時間=900円、延長15分ごとに200円追加(土曜・日曜は各100円増し)。