仙台の老舗カメラ店がフロア移転-増床で展示スペース拡充

移転オープンした「カメラのコセキ」店内。カメラやレンズをメーカーごとにディスプレーする

移転オープンした「カメラのコセキ」店内。カメラやレンズをメーカーごとにディスプレーする

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 仙台のカメラ専門店「カメラのコセキ フォトテック」(仙台市青葉区一番町4、TEL 022-222-3560)が7月5日、仙台東映プラザ1階から同2階へ移転オープンした。

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 同店は、東北を中心に医療機器の販売などを手がけるコセキ(堤通雨宮町)が運営する創業65年以上の老舗店。移転後の店舗面積は約60坪で、前店舗の約2倍に増床。販売コーナーのほか、展示スペースやデジタルプリントのサービスカウンターも設けた。

 取扱商品は、アナログカメラを中心に、デジタルカメラ、レンズ、ストロボ、三脚、バック、アクセサリーや消耗品など。新品から中古、クラシックカメラまで幅広く取り扱い、店内にはキヤノン・ニコン・ソニー・オリンパスなどの国内メーカー品や、ライカ・ハッセル・ローライ・アルパなどの海外製品が並ぶ。

 アナログカメラの品ぞろえは、1920年代のレアものから最新機種まで約3,000種。店長の木村茂さんは「初心者の方には、どんな写真が撮りたいかなど要望を聞きながら、それぞれのお客さまに合ったカメラをご提案したい。気軽に値段などの相談もしてもらえれば」と話す。

 カメラの使い方のレクチャーや即席の写真教室も行うほか、下取りや買い取りも実施。「どの家でも、押し入れの奥に使用していない古いカメラが眠っているはず。そのまま放っておくとカビが生えるなど状態が悪くなり、カメラの価値がなくなってしまう。それが実はレアな商品かもしれないので、見つけたら一度持ち込んでいただければ」と木村さん。

 客層は10~70代と幅広く、「以前は男性のカメラマニアの方が多かったが、最近ではアナログカメラに興味をお持ちの若い女性客も多い」という。木村さんは「カメラの博物館だと思って気軽に来店いただければ」と話す。

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