仙台の牛タン専門店「福助」が移転-元祖「タンしゃぶ」も提供

3月18日に移転リニューアルオープンした「味の牛たん 福助」店内。カウンターでは福助人形も客を出迎える

3月18日に移転リニューアルオープンした「味の牛たん 福助」店内。カウンターでは福助人形も客を出迎える

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 仙台の牛タン専門店「味の牛たん 福助」(仙台市青葉区中央2、TEL 022-265-5721)が3月18日に移転オープンし、常連客や観光客でにぎわいをみせている。

お辞儀する福助人形が描かれたのれん

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 1988年に開業し、創業21年を迎える同店。仙台駅前のジャンジャン横丁(青葉区中央)で今年2月まで営業を行っていたが、再開発に伴う立ちのきにより移転。「天候に左右されないアーケードに面した場所に出店したい」(同店オーナーの小野寺勝彦さん)と考え、クリスロード内の桜井薬局ビル地下に新店舗を構えた。

 店舗面積は16坪。席数は、カウンター10席、小上がり10席。店内はモノトーンを基調としたデザインで、ジャズやボサノバなどの音楽が流れる落ち着いた雰囲気が特徴。内装は「お客さまがゆっくりと食事を楽しめて、接客する側もお客さまに目が行き届くような空間を心がけた」(同)という。

 メーンの牛タンメニューは、単品の「牛たん炭火焼」(1,000円)、「極上たん焼」(1,800円)、「黒毛和牛たん刺」(1,800円)のほか、テールスープとご飯がセットになった「牛たん炭火焼定食」(1,500円)、「極上たん焼定食」(2,400円)など。「牛タンは熟成期間など時間との勝負。一定の量しか仕込むことができないので『売り切れ御免』」(同)だという。

 同店が発祥となる牛タンしゃぶしゃぶ「タンしゃぶ」(1人前2,000円、3人前から)も提供。「下ごしらえなど準備に手間がかかるため」(同)要予約となるが、全国ネットのテレビ番組などで取り上げられたこともあり、「タンしゃぶ目当てに訪れるお客さまも多い」(同)という。

 地産地消メニューにも力を入れ、親方が毎朝市場で仕入れる新鮮な魚介類や旬の野菜も提供。メニューの一例は、「ほや」(450円)、「岩かき」(2個、950円)、「根曲り筍焼」(750円)、「じゅんさい酢物」(450円)など。

 ディナータイムの客単価は、3,000円~4,000円。移転オープンから約2カ月が経ち、「最近は若い女性のお客さまや、修学旅行の学生さんも多い」(同)という。小野寺さんは「明日への活力のため、おいしい料理とお酒で至福の時を味わってもらい、楽しんで帰っていただければ」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時~23時。

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