「スーパー戦隊」シリーズ放送50周年を記念した展覧会「全スーパー戦隊展」が現在、仙台TRビル(仙台市青葉区中央3)で開かれている。主催は東日本放送、河北新報社。
1975(昭和50)年の「秘密戦隊ゴレンジャー」から現在放送中の最新作「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」まで、50年にわたるシリーズの歴史を一望する大規模展。東京、名古屋に続く3会場目となる。
入場して最初のスペースでは、歴代全作品の名場面をそれぞれ3分ほどに再編集したオリジナル映像を50枚のディスプレーで一挙上映。親子3世代で訪れた来場者が各時代に分かれて作品を鑑賞する様子も見られるという。
以降のエリアでは、昭和、平成、令和と時代を追ってシリーズを振り返り、撮影で使用された衣装や小道具、武器など計1000点を展示する。
見どころは歴代ヒーロー約300体が一堂に立ち並ぶゾーン。悪の軍団の幹部や怪人を集めたコーナー、関連玩具を集めたコーナーも用意する。ロボットのミニチュアを並べたスポットでは、牛タンや楽天イーグルスにちなんで牛やイーグルをモチーフにしたものも並べ、地域色を盛り込んだ。ロボットのコックピットで操縦する様子や悪の軍団の幹部になって椅子に座る姿など、作品世界に入り込んだような写真が撮影できるフォトスポットも設ける。
東映事業推進部イベント事業室リーダーの中舘充樹さんは「展示数が非常に多く、1回2回では全てを見切れないほどの内容になっている。何度か足を運んで、シリーズ50年の歩みを丸ごと体感してもらえたら」と呼びかける。
開催時間は10時~18時(最終入場は17時30分)。料金は大人=2,700円(前売り2,500円)、小人=1,500円(同1,200円)。1月4日まで(12月31日、1月1日は休館)。