
ロッテ(東京都新宿区)が9月2日に発売する「ご当地ビックリマンチョコ」に、宮城県のシールとして「ビックリマン」シリーズ看板キャラクターの「スーパーゼウス」が伊達政宗とコラボレーションした「武将ゼウス」が封入される。
「ご当地ビックリマンチョコ」東日本編パッケージにも「武将ゼウス」を採用
1977(昭和52)年に発売したチョコレート菓子「ビックリマンチョコ」は、当初は「人を驚かせ、ビックリさせる」をコンセプトにしたおまけ「どっきりシール」が封入されていた。1985(昭和60)年に「ビックリマンチョコ〈悪魔VS天使シリーズ〉」の販売が始まると、ピーク時には年間約4億個を販売するなど社会現象になり、漫画化やアニメ化もされ一大ブームを築いた。
同シリーズ発売40周年を記念して企画した「ご当地ビックリマンチョコ」。全国47都道府県の偉人や名物などが「ビックリマン」シリーズのキャラクターとコラボしたデザインのシールをランダムで封入する。東日本編、西日本編に分けて、それぞれのエリアで先行して同日、販売を始める。
開発を担当したマーケティング本部の小田克久さんは「節目の年に、これまで支えてくださったファンの皆さまはもちろん、ビックリマンを知らない若い世代の方にも楽しんでもらい、世代を超えたコミュニケーションが生まれるきっかけをつくりたい」と話す。
同社では2022年から、ビックリマンブランドを通して各地の魅力を発信し、地方から日本を元気にすることを目指す「ビックリマン地方創生プロジェクト」の活動を行っている。「親子連れなど幅広い世代の方が各地を訪れて楽しんでいる様子を目にし、ビックリマンには地域を盛り上げる力があると実感した。ビックリマンの価値である『集めたくなるわくわく感』と全国の地域の魅力を掛け合わせることで、新しい体験を提供できると考えた」とも。
シールは東日本編、西日本編で各25種類(シークレット含む)を用意し、いずれも「キラキラシール」仕様。各都道府県の個性が際立つようにキャラクターやテーマカラーを選定し、一部に地域らしいモチーフも取り入れた。宮城県のシール「武将ゼウス」は、「名物のずんだ餅を持たせ、さらに背景色もずんだカラーにすることで、全体から宮城県らしさを感じてもらえるデザインにした」という。東日本編のパッケージにも採用された。
小田さんは「家族や友人と一緒に、どの県やキャラクターが出るかをわくわくしながら開けたり、それぞれの地域の特徴を探したり、ビックリマンを通して地域の魅力を楽しんでもらえたら。宮城の皆さまが『武将ゼウス』に出合えること願っている」と話す。
価格はオープンで、想定小売価格は140円。