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東北歴史博物館で江戸の町と暮らしを紹介する企画展 QuizKnockとコラボ

「江戸の経済」エリアに展示する「そば屋の屋台」「すし屋の屋台」の再現模型

「江戸の経済」エリアに展示する「そば屋の屋台」「すし屋の屋台」の再現模型

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 江戸時代に焦点を当てた特別展「QuizKnockと巡る江戸東京博物館展」が4月19日、東北歴史博物館(多賀城市、TEL 022-368-0106)で始まった。

江戸の治安維持を担っていた町奉行所や長屋の衣食住に焦点を当てる「町のくらし」

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 「江戸東京の歴史と文化を振り返り、未来の都市と生活を考える場」として1993(平成5)年に開館した江戸東京博物館(東京都墨田区)は、徳川家康の江戸入府から現代に至る約400年間を中心に紹介する文化施設。2022年から大規模改修工事に入り、2026年春(予定)まで全館休館している。

 同展では、常設展示室のうち「江戸ゾーン」からセレクトした所蔵品を通じて、江戸の町の成り立ちや経済、娯楽や文化を紹介。「平和な時代の到来」「江戸の町づくり」「町のくらし」「江戸の経済」「江戸の出版と文化」「江戸から東京へ」の6章で構成する。

 浮世絵を中心とした絵画、生活道具、娯楽に関するものなど、当時の江戸庶民の暮らしぶりが分かる資料を展示。知的エンタメ集団「QuizKnock(クイズノック)」とコラボし、オリジナルの解説パネルも用意する。

 「江戸の経済」エリアでは、江戸時代の経済活動の活発化を伝えるさまざまな作品を展観。江戸時代後期に人気を集めた「そば屋の屋台」「すし屋の屋台」の再現模型や、てんびん棒に魚や野菜を入れて売り歩く行商人「棒手振り」など体験模型も用意する。

 同館学芸部上席主任研究員の塩田達也さんは「実物大の装飾や再現模型などで、ただ展示物を見るだけではなく江戸時代そのものを体で感じてもらえる展示になっている。大人も子どもも楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は9時30分~17時(発券は16時30分まで)。月曜休館(休日の場合は翌日)。料金は、一般=1,500円、小中高生=600円、未就学児無料。6月22日まで。

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