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ニシキヤキッチンが「仙台井土ねぎ」使うポタージュ 7年目の販売

「仙台井土ねぎのポタージュ」

「仙台井土ねぎのポタージュ」

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 レトルト食品専門店「NISHIKIYA KITCHEN(ニシキヤキッチン)」が1月9日、仙台市若林区の沿岸部・井土地区で栽培された「仙台井土ねぎ」を使った「仙台井土ねぎのポタージュ」の販売を数量限定で始めた。

温めて皿によそった仙台井土ねぎのポタージュ

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 1939(昭和14)年創業のレトルト食品メーカー「にしき食品」(岩沼市)がブランド展開する「ニシキヤキッチン」。「世界の料理を『カンタン』に。」をコンセプトに、うまみ調味料、香料、着色料、保存料を使わずに作るレトルト商品を開発し、カレーをはじめ、スープ、パスタソース、鍋のもとなど約120種類をラインアップする。

 商品を通して東北のおいしい素材を広め、地域貢献につなげることを目指し、2019年から「東北の素材シリーズ」を展開。「仙台井土ねぎのポタージュ」はその第1弾商品で、東日本大震災で津波被害を受けた井土地区で作られる仙台井土ねぎを使う。毎年数量限定で販売し、これまでの累計販売数は2.8万食。

 フレンチのポロネギのポタージュをイメージし、仙台井土ねぎの甘みを生かしながら、ジャガイモと生クリームを合わせてクリーミーに仕上げた。同社広報担当者の長坂歩美さんによると、素材の良さを引き出す工夫として、「工程の最初に、ネギをバターでじっくりと炒めて香りと甘みを引き出し、その後ジャガイモを加え煮込む。素材のとろみが出てきたら機械を使い滑らかなピューレ状にし、さらに煮込んで味を調え仕上げている」という。仙台井土ねぎの使用量は全体の約30%を占める。

 長坂さんは「被災企業として復興の後押しをしたいという思いから商品化し、今年で7年目の販売。ネギの甘さを生かしたクリーミーなポタージュは、食べるとほっと温まり、寒い季節にぴったりの商品。お土産やギフトにもお薦め」と話す。

 内容量は160グラムで、価格は450円。仙台パルコ店(仙台市青葉区中央1)、ララガーデン長町店(太白区長町7)など宮城・東京の5店舗とオンラインショップで取り扱う。

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