「すずや どら焼き」(仙台市青葉区五橋2、TEL 022-226-8129)が五橋の田町通り沿いにオープンして2カ月がたった。
人気商品の「もなか」で知られる、文化横丁の甘味処(どころ)「すずや」(一番町2)の姉妹店。「どら焼きが小さい頃から大好きで、ずっとどら焼き屋をやりたかった」という店主の鈴木義和さんが、工房の移転に併せて9月29日に出店した。店舗面積は工房含め約13坪。
看板メニューのどら焼きは毎朝銅板で1個ずつ焼き上げる。生地は黒糖の香りとこくが特徴。鈴木さんは「モチモチやフワフワではなく、クラシックな感じ。生地と中のあんのバランスが合うようにしている」と自信を見せる。
現在のラインアップは、小豆の粒がしっかり残るように炊いたあんを挟んだ「あんこ」(194円)、あんことフランス産岩塩入りの発酵バターを組み合わせた「あんバター」(270円)、ほうじ茶を練り込んだ白あんにキャラメルとクルミ、塩釜の藻塩を合わせた「塩キャラメルほうじ茶」、北海道産小豆とラム酒の香るバタークリームを挟んだ「ラムレーズンバタークリーム」(以上280円)、角田市産の秘伝豆(枝豆)を使ったずんだあんを挟んだ「ずんだ」(356円)、抹茶テリーヌをこしあんで挟んだ「抹茶テリーヌ」(378円)と、季節限定の「さつまいも」(280円)。
ずんだあんでレアチーズを包んだもなか「すず芽」(350円)、「ラムレーズンといちじくの羊羹(ようかん)」(518円)、「ピスタチオ羊羹」(540円)も販売する。
客単価は700~800円。オープンから2カ月がたち、近隣住民をはじめ、学生や会社員、年配者まで客層は広く、常連客も多いという。「2、3日置きにに来てくださるおじいちゃんやおばあちゃんもいる」と鈴木さん。平日は約100個、週末は約150~200個を用意し、早い日は1時間ほど、遅くても15時ごろには売り切れるという。鈴木さんは「味には自信があるので、すずやが提案する自慢のどら焼きを試してもらえたら」と呼びかける。
12時開店。定休日はインスタグラムで知らせる。