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松島海岸の「笹かま自販機」がリニューアル 仙台の中学生のデザイン案採用

笹かま自販機と、阿部さん(左)、武田さん。11月22日に行われたリニューアルセレモニーの様子

笹かま自販機と、阿部さん(左)、武田さん。11月22日に行われたリニューアルセレモニーの様子

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 松島町の観光遊覧船乗り場にある松島海岸レストハウス内の「笹(ささ)かま自販機」が11月22日、仙台市内の中学生が手がけたラッピングデザインにリニューアルした。

笹かま自販機で販売する商品

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 自動販売機や食券券売機など無人化セルフ化機器の販売事業を手がけるパルサー(仙台市泉区)と笹かまぼこの製造・販売を行う「武田の笹かまぼこ」(塩釜市)が、コロナ禍にあった2020年8月に設置した。

 今回、7月に流通が始まった新紙幣への対応でリニューアル。仙台市泉区の加茂中3年の石川皓也さん、枡谷友梨子さん、蜂屋優月さんが昨年11月に行われた職場体験の一環で考えた案を合わせてラッピングデザインを施した。石川さんは「大きな笹かまぼこの絵の所に、『ぷりぷり』『ふわふわ』という擬音語を使うことで、外国人や旅行者の方にも分かりやすくなるよう工夫した」と話す。「自販機をきっかけに、宮城の特産品の笹かまぼこをもっと全国の方々にも知ってもらって、もっと広まれば」と期待を寄せる。

 武田の笹かまぼこ社長の武田武士さんは「大人だとロゴを前面に出したいと思ってしまうが、どーんと笹かまをデザインしているところが中学生ならでは。何の自動販売機なのかすぐ分かるデザインで、インパクトがあっていい」と喜ぶ。パルサー社長の阿部章さんは「どうしたら地域の名産品をたくさんの人に知ってもらえるかという思いを持ってデザインを作ってもらった。中学生らしいダイナミックな遊び心のあるデザインを見てもらえたら」と話す。

 販売商品は、「笹かまプレーン」「利久牛たん笹かま」「蔵王チーズ笹かま」(以上、2枚320円)と、小ぶりな笹かまぼこをタカノツメ、ニンニク、マッシュルームと共にオリーブオイルに漬け込んだ「笹かまアヒージョ」缶詰(980円)のほか、賞味期限が近づいている商品や製造時に出る規格外の商品など「訳あり品」を詰め合わせた「笹かま端切れ品」(500円、1,000円)も用意する。

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