仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会が現在、仙台・宮城の新しい観光キャッチコピーを募集している。
現行のキャッチコピー「笑顔咲くたび伊達(だて)な旅」は、東日本大震災後の2013(平成25)年に行われた「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」に合わせて作られた。同協議会の担当者は「本県の観光PRツールとして、県民の皆さまに勇気を与え、仙台・宮城が誇る地域資源を活用した観光産業の振興に大きく寄与してきた」と話す。「一方で、観光スタイルの多様化や国内全体でのインバウンドの増加など、観光を取り巻く環境が大きく変化していることから、新たな一歩を踏み出す必要がある」とも。「その機運醸成を図り、県民と一丸となって観光誘客に取り組んでいくためのシンボルとなる、新たなキャッチコピーを募集することにした」と説明する。
募集するキャッチコピーは20文字程度以内(英語の場合は8語程度以内)。応募点数の制限はなく、県民以外の応募も受け付ける。18歳未満の応募には保護者の同意が必要。
「仙台・宮城の観光を表現した独自性や目新しさがあるか」「旅への意識を刺激する、共感や好奇心を引き起こすキャッチコピーか」「仙台・宮城の旅の価値や世界観を表現できているか」などを基準に、同協議会会員および外部有識者が1次審査を行う。通過した作品を対象に、来年1月から2月にかけてインターネットで県民投票を行い、その結果を踏まえて協議会で最優秀賞1作、優秀賞4作を決定する。最優秀賞作品を新たな観光キャッチコピーに採用し、ポスターやパンフレット、のぼり旗などさまざまなツールで幅広く活用する。
最優秀賞受賞者には15万円相当の「選べるみやぎ体験」、優秀賞受賞者には炊飯器とみやぎ米「だて正夢」(10キロ)のセットを進呈。そのほか、応募者から抽選で30人にエントリー賞として日専連ギフトカード5,000円分を進呈する。
同協議会担当者は「皆さまの創造力を発揮して、従来の形にとらわれない、自由で独創的なキャッチコピーを制作してもらい、奮って応募してほしい」と呼びかける。
応募受け付けは11月29日17時まで。キャッチコピー決定後、県内の高校・大学・専門学校の学生やデザイン事務所などでプロジェクトチームを結成してロゴを作成し、キャッチコピーと併せて来年5月に発表する予定。