全国的に節分の行事が行われる2月3日、仙台市青葉区の大崎八幡宮(仙台市青葉区八幡4)でも恒例の「節分祭」が行われ、平日にもかかわらず多くの市民でにぎわった。
15時から社殿で厄除祈願が行われた後、社殿前で鬼はらいの「撒豆式」を実施。裃(かみしも)をまとった年男・年女約70人が「福は内、鬼は外」の掛け声とともに豆をまくと、来場者は今年1年の無病息災や開運招福を願って豆を受け止った。神殿前には「赤鬼」と「青鬼」が立ち、一緒に記念撮影を行う子どもの姿も見られた。
16時過ぎからは境内の特設舞台に場所を移し、花火と大きな掛け声を合図に2度目の豆まきを開始。豆以外に菓子やパン、景品と交換できる「当たり」つきのカラーボールなどもまかれ始めると、来場者も心得たもので、持参した紙袋やバックを広げては「福」を手に入れていた。
太白区から駆け付けた20代の女性は「お菓子まで飛んでくるとは知らず、袋を用意していなかったので悔しい。来年は大きな袋を持ってこようと思う」と鬼が笑うような話も。