仙台のプロモーター、ジー・アイ・ピー(仙台市青葉区春日町)は1月1日、野外ロックフェスティバル「ARABAKI ROCK FEST.09」の開催概要を発表した。
2001年に初開催され、昨年は過去最高の33,870人を動員するなど春恒例の野外フェスとして高い認知度を誇る同フェス。9回目を迎える今年の開催日程は4月25日と26日の2日間で、会場は4年連続となる「エコキャンプみちのく」(柴田郡川崎町川内向原)。昨年同様、収容人数10,000人の「みちのく」ステージをはじめ、「鰰」「津軽」「荒吐」「花笠」の全5ステージを用意する。
同社ARABAKI PROJECT代表の菅真良さんは「荒吐9年目にして、身近なスタッフたちから新しい企画へ向かっていく勇気と、パターン化してきたお祭り全体を見直すチャンスをもらうことができた。今年は今までの荒吐では表現しきれなかった『ディープな東北』を伝えるべく企画を練っている。皆さんに、東北の良さを感じて楽しんでほしい」としている。
今年は会場内のキャンプサイトに加え、会場に隣接するエリアに新規オープンした約18ヘクタールの施設「風の草原」をキャンプサイトとして提供。菅さんは「毎年、数に限りがあるため、すぐに完売してしまうキャンプサイトをどうにかしなければいけないという結論に至った」といい、現段階の構想として「そのままの良さを感じていただくためにもトイレや水場以外の設備は増やさず、特にライブも実施しない自由で開放的な空間にしていきたいと考えている」と話す。
チケット料金は2日通し券=14,000円、1日券=8,000円ほか。今月26日からオフィシャルサイトでチケット先行予約の受け付けを始める。