仙台市青葉区のプリン専門店「ぷりん家」(仙台市青葉区本町2、TEL 022-726-1230)が12月1日、新作プリン「ナベヤキ」を発売した。
子どものころからプリンが好きだったという同店オーナーの濱口竜平さん。プリンの主原料である卵と牛乳が全国で作られていることを知り、「各地から厳選の卵や牛乳、食材を使った『ご当地限定プリン』を47種類作って47都道府県に出店し、全国の皆さまの『ココロ』と『カラダ』においしいプリンを提供したい」(滝口さん)という夢を持ち、プリン作りを始めた。
濱口さんはまず、コンビニで販売されているものから全国各地の有名商品まで300種類以上のプリンを試食。各地からさまざまな素材を取り寄せてプリンを試作し、砂糖は「国産最高級」(同)の「和三盆」、卵は天然飼料育ちの「蔵王地養卵」、牛乳は無殺菌の「想いやり生乳」と蔵王山麓で生産される新鮮な「蔵王山麓牛乳」を選んだ。その後も焼く温度を1度ずつ、焼き時間を1分ずつ、砂糖の量を10グラムずつ変える細かな調整を繰り返し、試作を重ねること2,000回。ようやく納得のいく看板商品「ぷりん家のぷりん」(350円)が完成し、2005年12月に同店をオープンした。気付けば構想と試作で3年が経過していた。
そんな同店が考案した新商品は、「おいしいプリンをたっぷり食べたい」というファンの要望に応えるかたちで生まれた「ナベヤキ」(2,600円)。その名の通り、直径約16センチメートルのホーロー製の白い鍋に、同店の定番商品「仙台ぷりん」10個分が入っている。クリスマスに向け、生クリームにチョコプレート、サンタやクリスマスリースをデコレーションした期間限定の「ナベヤキ・クリスマスタイル」(3,000円)も用意し、予約を受け付けている。
販売開始後、子どもの誕生日や忘年会向けに購入していく客がいるなど人気は上々。濱口さんは、「プリンが好きな方はもちろん、プリンが苦手な方にも一緒にお召し上がりいただきたい。そしてお口に合えば、またご来店いただければ」と話す。
営業時間は11時~19時。火曜定休。「ナベヤキ」は購入2日前までに要予約。「ナベヤキ・クリスマスタイル」は購入4日前までに要予約で、受け渡しは今月22日~25日。