世界遺産の数々をレゴブロックで再現したチャリティーアート展「PIECE of PEACE TOKYO-『レゴ』でつくった世界遺産展Part2-」が10月24日から、仙台パルコ(仙台市青葉区中央1、TEL 022-774-8000)・スペース4で開催されている。
同展は2003年から昨年9月まで全国13カ所を巡回し、延べ約80万人を動員した人気企画の第2弾で、仙台では初開催。ピサの斜塔(イタリア)、自由の女神像(アメリカ)、万里の長城(中国)、アンコール(カンボジア)、タージ・マハル(インド)、厳島神社(日本)などの第1弾作品に、コロッセオ(イタリア)、サグラダファミリア(スペイン)、首里城(日本)など10点を新たに加えた世界20カ国26物件のレゴアート作品を展示。作品の一部は同施設4階・9階のエスカレーター脇にも置かれている。
関連企画「LOVE PEOPLE」では、土屋アンナさんやリリー・フランキーさん、ひびのこづえさん、タイクーングラフィックス、ロンドンのクリエーティブ集団「TOMATO」など国内外のアーティストが、「未来に残したい、私のたからもの」をテーマにメッセージアートを発表。期間限定の「レゴショップ」も併設され、レゴブロック商品のほか、フォトグラファーの本城直季さんと小林俊伸さんが展示作品を撮影した「チャリティーブック」(840円)などを販売。入場料やグッズ売り上げの一部は、日本ユネスコ協会連盟が行う世界遺産活動に寄付される。
同展には過去の展示に比べて幅広い年齢層が訪れ、休日には約1,000人が来場するという。同店広報の福田洋史さんは、「世界遺産をいっぺんに眺められる機会はないので、レゴ独特の表現を楽しんでもらいながら、旅行気分も味わってもらえれば」と話す。期間中、館内には「レゴフレンズ」やレゴでできたベンチなども展示。「レゴを探しながら館内を見て歩いてもらえれば」と福田さん。
開催時間は10時~20時30分。入場料は、一般=300円、学生=200円、小学生以下=無料。今月18日まで。