仙台のウェブ制作会社「マジカルリミックス」(仙台市青葉区本町1)は10月1日、同社が開発したオリジナルCMS「Rezept-Edit(レセプトエディット)」の販売を開始した。
「CMS」は、ウェブサイトのテキストや画像、レイアウト情報などを管理し、サイトの編集・構築を行うソフトウエアやシステムの総称。各種ブログサービスもCMSの一種で、HTMLの知識を持たないユーザーでも手軽に利用でき、企業などでもサイトの更新・公開作業を軽減できるメリットがある。
同商品は新着情報や更新情報などの「情報提供エリア」を更新するCMS。「一般的なシステム導入と違ってサイトの大幅な作り替えはいらず、現状あるホームページをそのまま生かせるのが特徴」(同社)という。
開発のきっかけは、複数のクライアント担当者からあがった「新しい情報を自分たちですぐに更新したい」という声。しかし、サイト全体の管理を任せるとデザインの崩れやサイトの質の低下につながりかねない。そこで、特にニーズの高かった「新着情報の更新」に特化した同商品を開発した。開発費用は約100万円。
同社の赤間公太郎社長は「サイト全体の運営やデザインは制作会社やデザイナーに任せて、お客さんができることはお客さんに行ってもらう、という役割分担ができると互いにとってメリットでは」と話す。「同様のニーズを抱えている担当者は多いはず。一つの案として取引先に紹介してもらえれば」とも。同社では同商品を「マジカルウィジェット」シリーズの第1弾と位置づけ、今後もニーズに応じてさまざまなCMSを展開していく予定。
価格は、スタンダード版=84,000円、ディスカウント版(コピーライト表示入り)=63,000円。販売目標は初年度=30本、2009年度=120本。