仙台の空の玄関口、仙台空港(名取市)が10月29日、一足早いクリスマスイルミネーションに彩られた。
旅客ターミナルビルの中央吹き抜け部分に飾られた約20メートルのイルミネーション
同空港は毎年11月中旬からクリスマスデコレーションを実施し、空港利用者や市民の目を楽しませている。「仙台・宮城デスティネーション・キャンペーン(DC)」開催中の今年は「仙台で一番早いクリスマス!」をテーマに掲げ、例年よりも2週間実施を早めた。
デコレーションのコンセプトは「伊達」。旅客ターミナルビルの1階~3階の中央吹き抜けに約1万個の電球を使用した約20メートルのイルミネーションと、伊達政宗公の兜のシンボルである三日月の前立てが付いたクリスマスリースを設置。各階にもクリスマスツリーを置き、政宗公愛用の「五色水玉模様陣羽織」をイメージした和風のオーナメントなどで飾った。
29日には点灯式が行われ、岩沼市の園児70人が「あわてんぼうのサンタクロース」などのクリスマスソングを合唱。県内外から集まった約300人に一足早いクリスマス気分をプレゼントした。
同空港の広報担当者は「今回のようなイベントを通じて、飛行機の乗り降り以外の空港の魅力を知ってもらい、もっと気軽に利用していただきたい。観光客の方はもちろん、地元の方にも愛される場所になれば」と話す。
点灯時間は6時30分~21時30分。12月25日まで。