せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町2)を中心に10月1日より行われていた「せんだいデザイン・ウィーク2006」が12月10日、閉幕した。
同イベントは、宮城県を拠点に活動するデザイン団体が一堂に会し、展示や発表会、フォーラムなどのプログラムを通してデザイン産業の振興や文化環境の向上を図る狙いで行われたもの。
3回目となる今年は初の試みとして会期を3部に分けたほか、ガスサロン(仙台市ガス局ショールーム)や協賛各企業のショールームなど会場を市内各地に拡大した。会期中の来場者は、セミナーへの参加者などを合わせ、延べ6,500人を数えた。
12月8日~10日に行われたPart 3では、プロダクトデザイナー・深澤直人さんの講演や仙台市全域を対象とした「街中グッドデザイン展」の表彰式、全国で公募を行った「こんなものが欲しかった!デザインコンクール」の授賞式などが行われ、フィナーレイベントの「高校生デザインクイズバトル」で幕を閉じた。
実行委員会広報の荒木逸生さんは「仙台をより美しく、活気ある魅力的な街にしていこうという取り組みが徐々に根づき始めていることを実感した。セミナーに参加した講師らからもイベントに対して高い評価を頂いたことから、次回へ向けての意を新たにした」とイベントを振り返った。