仙台市青葉区の勾当台公園・グリーンハウス前広場で7月30日、「仙台枝豆まつり」が開催された。
同イベントは仙台市の特産品「仙台ちゃ豆」のPRと消費拡大を目的に毎年行われ、今年で4回目。主催は仙台市とJA仙台。
「ちゃ豆」とは、成長とともに豆の薄皮が茶色になる品種の枝豆。仙台の生産農家では「早生香姫」や「茶々丸」など数種類を栽培し、「仙台ちゃ豆」として販売している。収穫時期は7月~10月で、期間中約30トンを収穫する。
イベントでは広場に販売コーナーとテーブル席が用意され、この日の朝収穫した「もぎちゃ豆」や茹でたての「ゆでちゃ豆」、「仙台ちゃ豆」を使用した「ずんだもち」などを販売。4種類の枝豆の「味比べ」や「仙台ちゃ豆のがんもどき試食会」なども行われ、家族連れが試食や買い物を楽しんだり、生産者に茹で方のポイントを質問したりする様子が見られた。夕方には仕事帰りの会社員がビールを片手に「ゆでちゃ豆」を食べる姿も。
市の担当者は、「高齢化が進んでいることもあって生産農家が減ってきている。こうしたイベントを通して生産者と消費者との交流が生まれ、地産地消の推進や仙台の農業振興に結びつけば」と期待を寄せる。
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