仙台・長町南にパン店「ふつきぱん」(仙台市太白区長町南4、TEL 090-7565-6128)が移転オープンして2カ月が経った。
「パン作りが好き」というオーナーの二木文月(ふつき)さんが2009年、名取市ゆりが丘の自宅一角にオープンした同店。5年半同所で営業を行っていたが今年2月末で閉店し、6月に同所へ移転した。
店舗面積は約6坪。店内はブルーの壁やモロッコ柄の床が印象的で、「壁の色は好きな色でもある青を選んだ。今はインスタグラムやSNS用に写真を撮られる方が多いので、私のパンが映えるかなと思った」と二木さんはほほ笑む。
レーズンと水で作る自家製酵母を使った「お酒に合う、ちょっと大人向けの」ハード系パンを日替わりで提供する。パンの材料は国産小麦・水・塩をベースに、一部商品を除き砂糖・卵・牛乳・バターは使わないなど、できる限り安心な素材に気を配る。「気温や湿度によって酵母の酸味などが変化するので、味わいや食感など、その日の酵母の味が楽しめる」という。
ラインアップは、小麦粉と塩と自家製酵母のシンプルな「今日のぱん」、コショウを利かせたフォカッチャ「塩とコショー」(以上160円)、カルダモンを利かせたスパイシーなシナモンロール「ふつきロール」(250円)、全粒粉とライ麦を使った「カンパーニュ」(ハーフ350円、ホール700円)など。
オーツ麦・全粒粉・クルミ・カボチャの種などを使ったオートミールクッキー(280円)をはじめ、ラスク(210円)、スコーン(各320円)、メープルクッキー(各350円)などの焼き菓子も用意する。
客単価は500円~1,000円。オープンから2カ月がたち、近隣に住む主婦や親子連れなどの利用が多く、移転前からの常連客も訪れる。二木さんは「もっといっぱいパンを焼けるように頑張るので、ぜひお立ち寄りいただければ」と呼び掛ける。
営業時間は11時~18時。日曜・月曜定休。火曜はミニ食パンと焼き菓子のみの販売。