仙台駅前の商業ビル「イービーンズ」（仙台市青葉区中央4）9階特設会場で現在、県内外15店舗のレコード店による「大レコード市」が開かれている。

懐かしいレコードの数々

　廃盤・絶版など約2万枚のレコードを販売。会場には連日、40代以上の男性や音楽好きの若者が多く来場している。

　会場内では、ロック、パンク、ヘビーメタル、ヒップホップ、レゲエ、ジャズ、ブルース、クラシック、歌謡曲、演歌、民謡、アニメソングなど、1950年代から現在までのオールジャンルの洋楽・邦楽レコードを用意。価格は300円～。随時、商品の補充も行う。

　4月17日に店舗の入れ替えを行い、18日からは「J&B」「DISK NOTE仙台」（以上、仙台）、「NEAT RECORDS」（盛岡）、「グリグリ」（大宮）、「ファーイースト」「エボニー・サウンズ」（以上、東京）、「キング・コング」（大阪）、「グレイテストヒッツ」（名古屋）、「モア・ミュージック」（愛媛）の9店舗が参加する。青葉区の壱弐参（いろは）横丁にあるロック・アーティストグッズ専門店「ロックンロール・ミュージアム」によるロックTシャツの出張販売も。

　「iTunesからのダウンロードなどでCDが売れなくなってきている昨今、レコードの売り上げは徐々に上がってきている」と話すのは、イベントを企画した同社販売促進室プロデューサーの遠藤光さん。「デジタルの音とは違い、レコードの音は耳と体で聴くことができる。普段聴いていない方に興味本位でも聴いてもらうことで、レコードの魅力を知ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は10時～20時（4月17日は入れ替えのため休み）。入場無料。5月6日まで。