「鉄道むすめ」シリーズに、仙台空港アクセス鉄道の制服を着たキャラクター「杜(もり)みなせ」が誕生した。仙台空港鉄道(名取市)が2月3日、発表した。
おもちゃメーカー「トミーテック」(栃木県下都賀郡)が展開する「鉄道むすめ」は、全国の鉄道事業者の制服を着たキャラクターシリーズ。仙台空港アクセス鉄道の全国へのPRを目的に、同鉄道側からキャラ制作を依頼した。
同鉄道の運輸指令員で、笑顔がトレードマークの杜みなせ。兄弟の多い家庭の長女で、頼られることの多いお姉さんタイプ。趣味は色鉛筆画で、学生時代は美術部に所属し、小学生のころに県の美術展で金賞をもらったこともあるという設定。ピンクのシャツにグレーのベストやスカートと、実際の女性職員と同じ帽子や制服を着用している。
名前は同鉄道の駅名に由来。名字は「杜せきのした駅」、名前は「美田園駅」「名取駅」「仙台空港駅」の各駅の頭文字を取った。
「鉄道むすめの他のキャラクターさんたちは、かわいらしい感じのキャラクターが多いが、杜みなせは大人っぽい雰囲気のキャラクター。社内でもとても好評」(仙台空港鉄道の総務部総務課担当者)。
今後、のぼり旗やイベントポスターなどでイラストを掲出していく予定。既にグッズ販売の問い合わせも寄せられているが、現在のところ未定。「知名度の高まりやお客さまの要望などを踏まえながら、制作元のトミーテックさんと検討していきたい」
同担当者は「より幅広い方々にPRできるようになると考えている。これまで鉄道に興味のなかった方にも、仙台空港アクセス鉄道に親しみをもってもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。