仙台のファッションやグルメ、ショップ情報などを集めたウェブサイト「ロジマガ気になリスト」が11月下旬、オープンした。
同サイトは2001年4月、CMディレクターやナレーター、コピーライターなど異業種のスタッフによって創刊されたタウン誌「ロジマガ」が前身。同誌は1年間で6冊を発行後、フリーペーパーとしてリニューアル。「熱心なファンも生まれ、とても充実した制作期間だった」が、スタッフの本業が多忙となり、1年間で休刊を迎えた。
しかし、その後も企業や商業施設とのタイアップ形式で号外を発行し、ポットキャスティング配信なども展開。編集部代表でCMディレクターの菊地貴公さんが「ダラダラ活動を続けてきたが、そろそろもう一花咲かせようかという感じ」でサイトを立ち上げたという。サイト運営は菊地さんを含む4人の編集スタッフが行う。
サイトには、スタッフが日ごろ気になっているものや現象を写真でリストアップ。マウスカーソルを合わせると見出しが表示され、クリックすると記事を読むことができる。リストアップされたコンテンツについて、スタッフが雑談をかわす音声コンテンツ「しゃべリスト」のコーナーも用意した。
ウェブでの再スタートについて菊地さんは、「印刷費がかからないことと、動画も扱えるということが大きい」と話す。以前、仙台のテレビ局で深夜番組を制作していた菊地さんだが、「また新たな番組を作りたいと言ったときに、スポンサーありきでないと成立しない厳しい状況がある。ならばウェブでやってみようと思い、これが話題となって局の考え方が変わるところまでいけば満点」と期待を込める。
今後の展開については、「情報の早さや信頼性、気軽さなどは優秀なブログにはかなわないと思っている。そうしたものとかぶらないように、と考えるとやれることは山のようにある。ラジオやテレビ、イベントやショップへと展開したり、サイトの宣伝用にヘンテコなCMを作ってYouTubeで流したり、謎のシールを作って街のあちこちに貼ってもらったりと、世間をざわつかせるネタとして存在できれば」と意欲を見せる。
記事の更新は毎月末を予定。