仙台市役所(仙台市青葉区国分町3)本庁舎地下1階の食堂で1月27日から、「学校給食フェア in 仙台市役所食堂」が開かれる。
市内の小・中学校で提供されている学校給食メニューの一例を日替わりで提供する同フェア。「市民の皆さまに学校給食の意義や役割について理解を深めていただくこと」を目的に、文部科学省が定める「全国学校給食週間」(1月24日~30日)に合わせて、仙台市教育委員会・健康教育課が企画した。
同市では、小・中・特別支援学校・定時制高校・中等教育学校(前期課程)において、単独調理校方式、共同調理場方式および親子方式による完全給食を192校(2013年5月1日時点)で実施。「近年、子どもたちの食生活を取り巻く環境が大きく変化し、偏った栄養摂取、肥満傾向など、健康について懸念されることが多い中、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるため、学校給食の果たす役割がますます重要となっている」と仙台市教育委員会・健康教育課給食運営係担当者は話す。
5日間限定で行われる同フェア。市内の小・中学校で提供されている献立の中から、日替わりで1日1メニューを提供。「実際の学校給食には牛乳が付くが、今回は牛乳の代わりにおかずの量をボリュームアップしている。定食としても見劣らない内容になっている」。価格は1食480円で、各日限定30食。
提供される献立は、27日=鶏肉のオーロラ煮・切り干し大根のピリ辛炒め・ワカメスープ・パイナップル、28日=サバのレモン焼き・豚肉と曲がりネギのテンメンジャン炒め・なめこと卵のスープ・リンゴ、29日=豚肉のみそ漬け焼き・雪菜のからしあえ・けんちん汁・冷凍ミカン、30日=マーボー豆腐・ひじきのサラダ・中華スープ・オレンジ、31日=サンマのかば焼き・五目豆・ジャガイモと雪菜のみそ汁・グレープフルーツ。それぞれご飯が付く。
「栄養バランスの取れた豊かな学校給食の提供はもちろん、実際の食事という生きた教材である学校給食を通して、健康教育の一環として食に関する指導を推進するなど、さまざまな取り組みを行っている。この企画を通して、学校給食の意味や理解を深めていただくきっかけになれば」と同担当者。「30食限定ではあるが、ぜひ多くの方にご利用いただきたい。子どもたちが食べている今の学校給食を、昔の給食と比べながら味わってもらえれば」と呼び掛ける。
提供時間は11時~(なくなり次第終了)。31日まで。