仙台市は12月16日、市内12カ所の歩道橋を対象にしたネーミングパートナーの募集を始めた。
歳入増の取り組みとして、市内のスポーツ施設・文化施設・公園など市民利用施設全般を対象にネーミングライツの募集を行ってきた同市。「市の所管する道路施設を自主財源確保の観点から有効活用し、得られた収入を道路の維持管理費に充てて市民の安全安心とサービス向上を図ること」を目的に、歩道橋にもネーミングライツを導入した。
対象は、青葉区=台原歩道橋、鷺ヶ森歩道橋、宮城野区=燕沢歩道橋、日向歩道橋、岩切歩道橋、宮城野小学校前歩道橋、五輪歩道橋、若林区=六丁の目第1歩道橋、六丁の目第2歩道橋、中倉歩道橋、太白区=西多賀歩道橋、鹿野小学校前歩道橋。いずれも交通量の多い道路にある12カ所。
ネーミングライツ料は年間30万円以上で、契約期間は原則3年以上。企業名や商品名などのほか、旧名称と「歩道橋」を付けることが条件で、契約期間中の名称変更はできない。愛称は歩道橋桁面の両面に表示でき、表示面積は計7平方メートル以内。
太白区の鹿野小学校前歩道橋近隣に住む30代女性は「この歩道橋がどんな名前になるのか楽しみ。普段、歩道橋を気にすることは少ないが、新しく愛称ができることで注目が集まって、地域の発展にもつながればいいのでは」と期待を寄せる。
募集は2014年2月14日まで。