仙台市市民文化事業団は現在、「仙台フォトコンテスト2013 彫刻のあるまちづくり」の作品を募集している。
「仙台の地域の魅力を再発見し、写真表現を多くの人に楽しんでいただくこと」を目的に、同事業団と仙台市が創造的都市推進事業の一環として企画。初開催となる今回は、「彫刻のあるまち・仙台の魅力を表現した作品」をテーマに募集する。
対象となる彫刻は全24作品。青葉区=台原森林公園「緑の風」(佐藤忠良)、定禅寺通緑地「夏の思い出」(エミリオ・グレコ)、勾当台公園「季の杜に」(一色邦彦)、泉区=七北田公園「晴朗な日」(黒川晃彦)、宮城野区=榴岡公園「杜のうた」(ジョージ・ツタカワ)、若林区=若林区ふるさと広場「梟の森」(手塚登久夫)、太白区=仙台市地下鉄長町南駅広場「Waving Figure(波貌)」(建畠覚造、以上敬称略)など。
評価のポイントは、「彫刻単体ではなく『彫刻のあるまち』としての魅力を捉えていること」「視点のユニークさ、写真表現としての技術の高さ」「彫刻作品そのもののオリジナリティーを損なわないこと」。写真評論家の飯沢耕太郎さん、宮城県美術館学芸部長の三上満良さんが入選作品約60点を選定し、市内での展示・公開審査を経て金賞1点・銀賞1点・銅賞1点を決定する。
「それぞれの創造性で切り取った多様な作品が集まることを期待している」と同コンテスト担当者。「市民の方が地元にある文化資源の魅力を再発見したり、観光客の方が仙台を訪れたりするきっかけになれば」とも。
応募は12月1日まで。