仙台市若林区のイタリア食堂「musica(ムジカ)」(仙台市若林区河原町1、TEL 022-796-3370)がオープンして1カ月が過ぎた。
市内で飲食店を手掛けるグレープシード(青葉区国分町3)が、イタリアワインと洋酒の店「土筆」、イタリアワインとアテの店「立町 つくし」、和食屋「小福」に続く4店舗目として7月末に開店。「イタリアでは郊外に一軒家のいい店が多く、そんな店を仙台にも作りたいと考えた」とオーナーの大石正人さん。「広瀬川に近く、地下鉄で仙台駅から5分なのに空気感や時間の流れが違う河原町が好きになり出店を決めた」という。
店舗面積は約27坪で、席数はカウンターとテーブル席合わせて30席。山小屋風の店内は、木目を基調にした温かみのある雰囲気が特徴。
メニューは「日本の四季」を重視したイタリア料理。前菜・パスタ・肉料理・魚料理・デザートを、一部日替わりで約30種類用意する。メニュー例は、ひよこ豆の粉を使った揚げ物「パネッレ」(580円)、「牛トリッパのグラタン」(840円)、「新サンマとルッコラのスパゲティ すだちの香り」「紅アズマのニョッキ ゴルゴンゾーラのソースで」(以上1,260円)、「本日のカルパッチョミスト(鮮魚5種盛り合わせ)」(1,370円)、「バルバリ一鴨ロース肉と夏野菜の炭火焼き」(1,580円)など。
ドリンクはイタリアワイン(グラス=630円~980円、ボトル=2,500円~)をメーンに、国産ワイン、生ビール、クラフトビール、ハーブリキュール、ベルモット、食後酒などを提供。店内にワインセラーを設置し約500本をそろえる。
客単価は4,500円。30~50代の中心に、会社員やOL、近隣の夫婦や親子が来店し、連日にぎわいを見せている。「ハレの日だけでなく日常使いもできる店を目指している。肩肘張らずに食堂的な気軽さで使ってもらえれば」と大石さん。「地下鉄やタクシーを使って来ていただいても損はさせない店づくりをしたい。仙台の食文化の発展・向上のために、お客さまと一緒に成長していければ」とも。
営業時間は17時30分~24時(土曜・日曜は15時~)。月曜定休。