仙台文学館(仙台市青葉区北根2、TEL 022-271-3020)企画展示室で現在、企画展「人形がいっぱい!山村エナミの世界」が開かれている。
毎年、夏休み期間に親子連れを対象にした「こども文学館えほんのひろば」を開催し、併せて「絵本や物語の世界を味わえる展示」を展開する同館。14回目となる今年は、仙台出身の人形美術家・デザイナーの山村エナミさんの人形展を企画した。
NHK教育テレビ「こどもにんぎょう劇場」で放映された「おにたのぼうし」「きつねの窓」「すてきなよるに」「長くつ下のピッピ」など9作品をはじめ、民放のテレビ番組やCMなどで使用された人形約100点を展示。小道具やデザイン画なども紹介する。
「人形の本体はもちろん、身に着ける服や靴・小物に至るまで手作業で丁寧に作られており、素材も木・和紙・ウレタン・布などさまざまで、一つとして同じものがない」と同展担当者。「今にも動き出し話し掛けてきそうなチャーミングな人形たちが勢ぞろいしているので、ぜひ一度会いにお越しいただければ」と来館を呼び掛ける。
入場料は、一般=400円、高校生=200円、小・中学生=100円。開館時間は9時~17時(展示室への入室は16時30分まで)。月曜・休日の翌日と第4木曜定休。「人形劇公演」(8月3日)、ワークショップ「人形を動かしてみよう」(同4日)も予定する。