仙台の愛宕上杉通沿いに11月2日、革かばん・革小物専門店「HERZ（ヘルツ）」仙台店（仙台市青葉区本町2、TEL 022-395-7461）がオープンした。

店内奥の工房で作業の様子が見られる

　「一生使える」をテーマに、天然植物タンニンなめしのオイルレザーだけを使い、「シンプルで使いやすく丈夫な」かばんを製造・販売する同ブランド。革の裁断から縫製まで全てを職人が手作りで仕上げるのが特徴。1973（昭和48）年に渋谷で開業し、渋谷・大阪に直営店5店舗を展開。30～40代の男性を中心に、幅広い層に支持されている。

　東北への出店は今回が初。仙台出身の店長・清水直州さんが「地元の方にもヘルツを知ってもらいたい」との思いで開いた。店舗面積は約50坪。スタッフが手掛けた店内はガレージをイメージし、バイクや鎖・はしごなどをディスプレー。店の奥の工房には縫製用のミシンや作業台が並び、利用客が作業風景を見られるようにした。「気軽にのぞいてもらえれば」と清水さん。

　ビジネスバッグ・セカンドバッグ・ボストンバッグ・ショルダーバッグ・ポシェット・リュック・カードケース・小銭入れなど常時500アイテムを用意。パターンオーダーによる受注生産（納期は4週間）や、金具・ファスナー・取っ手の交換、破れ補修などの修理にも応じる。

　オープン後は、渋谷の店を利用していたユーザーをはじめ、会社員・OL・学生などが利用。「ネットでは革の手触りや柔らかさなどがどうしても伝えられない。実際に手に取って触って、革の質感を確かめていただき、一生もののお気に入りを見つけてもらえれば」と来店を呼び掛ける。

　営業時間は11時～19時。水曜・木曜定休。