卸商センター・産業見本市会館「サンフェスタ」(仙台市若林区卸町2)で10月11日、玩具メーカーによる展示・商談会が開かれた。主催は、玩具の製造・販売・輸出入を手掛けるカワダ(東京都新宿区)。
2001年から毎年開催している同商談会。11回目を迎えた今年は9月の福岡会場を皮切りに、大阪・仙台・東京の4カ所で実施。仙台会場には70社が出展。キャラクター商品・食玩・カードゲーム・ボードゲーム・パズル・ぬいぐるみ・ラジコン・Nゲージ・スポーツトイ・文房具・雑貨小物・知育玩具・バラエティーグッズなど、各社の人気・注目商品約1万5000点を一堂に集めた。
参加メーカーは、クリスマス・お年玉需要が高まる年末年始の受注獲得に向け、各ブースで来場者に人気商品や目玉商品を紹介。来場したバイヤーや仕入れ担当者は質問も交えながら熱心に耳を傾けていた。
近年の玩具流行傾向について、カワダの担当者は「ライフスタイルの変化につれ、消費者の嗜好(しこう)も変わってきている」と分析。「スマートフォン(以下、スマホ)の普及に伴い、子ども向けのスマホやタブレット型のおもちゃをはじめ、スマホと連動させて遊べるボードゲームやラジコン・ペットロボットなど、これまでになかった遊びの未来を打ち出せるアイテムが続々と発表されている」と話し、「今後も新たなカテゴリーとして増えていくのでは」と予測する。