宮城県観光PRキャラクター「むすび丸」が3月8日、5歳の誕生日を迎えた。
2007年に「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」のシンボルマークとして誕生したむすび丸。宮城のPR活動で県内外を飛び回り、愛くるしい表情やしぐさで全国にファンを拡大。2010年には宮城県観光PR係長に就任し、「係長」の愛称で親しまれている。
2月のバレンタインデーには、全国のファンから65個のチョコが届いた。「手作りやボクそっくりのチョコ、ボクの大好きなサンマのチョコとか、たくさんの気持ちがこもったプレゼント、とってもうれしかったよ。どうもありがとう」(むすび丸)。食べきれない分は、病児とその家族のための宿泊施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス せんだい」(青葉区落合4)にお裾分けし、現在はホワイトデーのお返しを何にしようか考えているという。
誕生日を祝ってバースデーケーキを届けると、「ボクはいつまでも4歳のままでいたいんだけど、みんなにお祝いしてもらえるしケーキももらえるし、誕生日っていいね」と喜んでいた。「5歳になったので、ますますパワーアップしていくよ」とも。
4月~6月に開催される「仙台・宮城『伊達な旅』春キャンペーン」では県内のイベントを中心に出陣し、全国から訪れる観光客を出迎える予定。「全国のみんなの笑顔に会えるのを仙台・宮城で待ってるよ。遊びにきてね」(むすび丸)。
震災後に全国から寄せられた支援や励ましに、元気な姿を見せて応えたいと意気込むむすび丸。「いっぱい応援してもらったことはずっと忘れない。仙台・宮城の皆さん、全国の皆さんに感謝を伝える『笑顔』のおもてなし、一緒によろしくね」と呼び掛ける。