広告企画

元ラグビー日本代表主将の菊谷崇さんが子どもたちを直接指導!「SMBC つなげるラグビープロジェクト」小学生ラグビー体験会@仙台 開催リポート

  • 31

  •  

提供:SMBC つなげるラグビープロジェクト 制作:仙台経済新聞編集部

仙台市泉区の「クローバーフットサルクラブ ワッセ仙台」で10月26日、「SMBC つなげるラグビープロジェクト」小学生ラグビー体験会が開かれました。元ラグビー日本代表主将の菊谷崇さんによる指導の下、参加者の笑顔とつながりが広がった当日の様子をリポートします。

「SMBC つなげるラグビープロジェクト」は、2027年にオーストラリアで開催されるラグビーワールドカップ(W杯)を見据え、ラグビーの普及と育成を目指す4年間の長期計画です。国内で唯一、未就学児から大学生および男女日本代表の協賛を行うSMBCだからこそできる取り組みとして、体験会を中心とするさまざまな企画を行っています。プロジェクト1年目の今年、東京に続く2会場目として仙台で体験会が行われました。

一般的なラグビー体験会とは異なり、「主体性の育成」と「社会性の向上」を掲げているのが特徴。ボールをつなぐ体験を通じて、ラグビー競技の専門性やスキルアップだけではなく、子どもたちが仲間を思いやり、人の話に耳を傾け、自分の意見を言い合いながら、「主体的に学ぶこと」「仲間と一緒に活動すること」を学べるプログラムを用意しています。

ウォームアップで体を温めながら参加者同士で交流

まずは参加した小学生と保護者、コーチが自己紹介し、お互いを呼び合うニックネームを決めてスタート。ウォームアップとして、マーカーコーンの色ごとに、手を上げる、サイドステップをするなどのルールを設けてステップを踏むメニューを行いました。2人一組でハイタッチするルールもあり、参加者同士がすぐに打ち解けられる工夫が施されています。その後、ラグビー日本代表もトレーニングに取り入れているアニマルムーブメント(アニマルフロー)を行い、体をほぐして温めることで安全にこの後のメニューを取り組めるようにしました。

ここから参加者は2つのチームに分かれ、ラグビーボールを使った対戦方式のメニューに取り組みました。チームごとに輪になって決められた回数のパスをするメニューや、輪の中でボールを蹴り合いながら移動してゴールを目指すメニュー、二人三脚のように2人一組になってお互いの体でボールを挟んで走るリレーなど、参加者同士の協力が勝利の鍵となるメニューが用意されました。

作戦タイムで積極的に意見を出し、主体的にチームに参加

ボールの扱いにも慣れたところで、チーム全員でパスをつなぐ「パスリレー」に突入。各チーム1列に並んでパスをつなぎ、どちらが早くボールを往復できるかを競います。まず一度試しに行って感触をつかんだ後、対決の前に作戦タイムを用意。どうしたらうまくつなげるか、早くパスを回せるか、チームの中で意見を出し合い、作戦を決めて望みました。作戦通りにいった部分もあれば、うまくいかなかった部分もあり、成功しても笑顔、失敗しても笑顔の参加者たち。その後、パスをつなぐ列の長さが変化する複雑な要素も交え、再びチームで作戦を立てて挑みました。

積極的に意見を出すことで主体性を持ってチームに参加し、仲間と一緒に勝利を目指す姿勢を身に付けた子どもたち。次は試合の雰囲気も楽しめる「パスミニゲーム」に挑みます。3秒以内にパスをつないで、ボールを持った人がコート上にいくつか置かれたサークルを踏めば得点。ボールを持っていないチームは相手をマークしてパスや得点を防ぎます。

ここでもゲーム開始前、チームで輪になって作戦を考えます。「パスをもらう場所を決めよう」「声を出してボールを呼ぼう」「声を出すと気付かれるのでサインを送ろう」など、ゲームが終わるごとに新たなアイデアを出し合い、作戦を修正して数ゲームをこなしました。

体験会開始からおよそ2時間、最後のゲームになると保護者はヘトヘトの様子でしたが、子どもたちは汗びっしょりでも変わらず元気。ノーサイドの末、合計得点で惜しくも負けたチームの子どもからは「もう1ゲームやりたい」との声が上がっていました。

「楽しかった!」とみんな笑顔の子どもたち

終了後、参加者に感想を伺いました。小学校でタグラグビーをしているという3年生の男の子は「楽しかった。持って3秒でパスをするのが難しかったけど面白かった。ラグビーを続けたい」と話してくれました。この日は見学だけの予定だった妹さんも参加。「見てたらやりたくなった。仲間にボールを投げるのを覚えた」と楽しそうに振り返っていました。

こちらもきょうだいで参加した8歳のお兄ちゃんは「みんなで協力することが大事だなと思いました」、6歳の妹は「並んでボールを投げる(パスする)のが楽しかった。相手を見るのが大事だよと教えてもらった」と話していました。

2人の父親は子どもたちの様子を見て、「細かく話し合って作戦を立てて、実践して、また作戦を考えての繰り返しは、子どもたちにとって非常にいい勉強の時間でした」と語り、「機会がないとなかなか学べないので、こういうイベントをつくってくださった企業の方やフレンドリーに接してくださったコーチの皆さんに感謝しています」とも。

これから本格的にラグビースクールに通う予定という8歳の男の子もまず「楽しかった!」と元気に回答。「作戦をいろいろ考えて、みんなに発表して、それに沿って点数を取れると気持ちよかった。一人一人のパスをつなぐと、すごく長いチェーンができる」と興奮冷めやらぬ様子です。ラグビー経験のある父親は「自分も経験したことがないような練習がちりばめられていて、よく工夫されていて、子どもと一緒に楽しめました」と感心していました。

2つの「つながる」でチームが一つに

終了後も参加者と交流していた菊谷さんに、この日のメニューについて伺いました。「ラグビーはボールをみんなでつなげてプレーするスポーツ。ボールを持っている人だけが活躍するのではなく、周りのみんながパスを投げやすい環境をつくり、ボールを持っている人は受ける人の気持ちを考えてパスをつなげなければいけません」と説明。

「そこで今日は、1人がたくさん走ってゴールするのではなく、ボールを持ったら3秒以内にパスを放らないといけないという制限をかけ、自然とみんながパスをつなげる環境をつくりました」と明かします。「その中でどうやってパスをつなげるかと話し合いが生まれるので、チームトークの時間をプレータイムと同じ時間だけ確保しました。チームトークの時間で、今度はチームがつながります」と菊谷さん。

「作戦を立てて、実行して、結果を振り返って、改善する。大人でいうとPDCAのサイクルですが、それによってチームがつながり、パスがつながる。この2つの『つながる』が、メニューの根底にあります。それがラグビーの良さであり、僕らの提供するメニューの良さです」と胸を張ります。

一方で、「子どもたちには単純にラグビーが楽しいと思ってもらえれば、それが全て」とも。「その楽しいの中に、どんなことがあったか思い返してもらえる機会があって、家族や友達とのコミュニケーションにも生かされれば」と期待を寄せます。「今日負けちゃったチームの子が、『もう1ゲームやりたい』と言ってくれましたよね。僕らにとってはあれが一番の褒め言葉」と笑顔を見せます。

手形アートへの参加や日本代表戦のパブリックビューイングも

参加した子どもたちにはその後、巨大手形アートに参加してもらうべく、手のひらに緑色のインクを付けて、白い紙に手形を押してもらいました。採集した手形は今後、巨大な手形アートとして生まれ変わる予定です。

この日の午後には横浜市の日産スタジアムでラグビー日本代表とオールブラックス(ニュージーランド代表)とのテストマッチがありました。参加者は会場を仙台駅前に移してパブリックビューイングで観戦。菊谷さんがラグビーのルールやプレーのポイント、選手たちのエピソードや裏話を交え、ラグビーの面白さを伝えました。

「SMBC つなげるラグビープロジェクト」では今後、全国各地でラグビー体験を開催し、さらにラグビーの輪を広げていく活動を続けていきます。

INFORMATION

SMBC つなげるラグビープロジェクト

「SMBC つなげるラグビープロジェクト」は、ラグビー体験会を中心に、日本全国各地へラグビーの魅力や面白さを伝え、ラグビーの輪を広げていくプロジェクトです。

  • はてなブックマークに追加

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース