
石巻西高等学校がある東松島市で震災伝承の活動を行っている「青い鯉のぼりプロジェクト」。震災当時や復興の歩みを学び、高校生としてできることを考えます。
「街ミッション」開催の背景・目的
一般財団法人まちと人とが連携し、授業サポートを行っている石巻西高等学校は東松島市に立地しており、石巻市との境に近く、最寄駅から徒歩約10分とアクセスがよいこともあり、両市含めた周辺の様々な地域から生徒が通学しています。1985年設立と、地域の中では比較的新しい学校でもあり、“自由と創造”をスローガンに、生徒の自主性や自律性を重視し、様々な取り組みを行っています。
生徒達が暮らし、学ぶ東松島・石巻地域は水産業や農林業といった一次産業から工業、サービス業等多様な産業があり、また東日本大震災で甚大な被害を受けた地域でもあるため、各地からの移住者も多く、復興に向けたまちづくりなど新しい取り組みも進められてきました。
そのような地域をフィールドとし、まちの課題や取り組みを知り、単なる体験に留まらず、自分自身の興味関心をその中で実践的に探究することを目的としたプログラムとして「街ミッション」を毎年開催しています。
「街ミッション」とは?
地域社会の課題や自社が目指すビジョンなどにおいて、高校生とともに解決・実践したいこと
を「ミッション」として各企業・団体から提示していただきます。
生徒は自身の興味関心等から参加したい企業・団体を選び、4名前後のグループ毎に事前学習を経て、「ミッション」の実践に取り組みます。
最終日には「ミッション」に対する提案や発表等を各企業・団体に向けて実施します。
【ミッションの一例】

本格的なおばけのコスチューム!地域を一緒に盛り上げたい思いを熱く伝えていただきました。
東松島市赤井市民センター★ミッション
「地域の大人と子供がつながる楽しい「おばけ屋敷」を企画せよ!」
[背景]学校との連携により若者が主体的に参加する地域づくりを推進しており、子供と大人をつなぐ高校生目線のアイデアや行動力での企画づくりを求めている。

生成AIの使い方を学びながら、自分達が思う海・水産業のイメージを形にしていきます。
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン★ミッション
「地元高校生の水産業1日バイト“すぎょバイ”のメインビジュアルやコンセプトを考えよ!」
[背景]水産業活性を担う団体。地域に身近な水産業を知り、若者へのイメージ向上を図る。

