プレスリリース

【循環型社会実現に向けた学生と地域との共創】リユースの身近さを未来へ継承する取り組みで裾野拡大へ

リリース発行企業:ブックオフグループホールディングス株式会社

情報提供:

ブックオフグループホールディングス株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:堀内康隆)の子会社で、リユースショップ「BOOKOFF」等を運営するブックオフコーポレーション株式会社(以下、ブックオフ)は、学生のキャリア形成と地域の繋がりを活かした循環型社会の実現を目的とした東北芸術工科大学(山形県山形市、学長:中山ダイスケ)との産学連携において、2025年10月12日(日)に仙台市で開催する「杜の都リユースフェス2025」に向け、リユースの楽しさ・身近さを伝えるポスター、店舗で販売機会に恵まれなかった衣類をアップサイクルした来場者参加型のモニュメントを学生と共に制作いたしました。「リユースでパートナーシップを結びサステナブルな社会づくりに貢献する」ことを目指した本イベントの開催と、学生や地域、企業との共創を通じ、持続可能な未来を担う若い世代や地域の身近な場所へとリユースの裾野を拡大し、循環型社会の実現に寄与してまいります。

ポスターデザインミーティング時の様子

■地域・パートナーと連携した取り組みでリユースをさらに身近にし循環経済を促進

日常生活での環境問題やサステナブルへの意識が高まる中、資源や製品の価値を最大化し、持続可能な形で循環させながら利用していく経済活動である循環経済(サーキュラーエコノミー)への移行は世界共通の課題です。2024年12月27日に閣議決定された「循環経済への移行加速化パッケージ」においては、新たな目標として付加価値が高く利用しやすいリユースビジネスを支援することや、リユース業者と協働する自治体数の倍増を目指すことが発表されました。まだ使用できるモノをそのままの形で再利用することを意味し、製品の価値を延ばし、新たな資源の浪費抑制に繋がるリユースは、循環経済移行に向け誰もが日常で取り組めることの1つです。製品や資源の適切な長期利用やリユースを促進し、循環の輪を広げ太くすることが重要とされています。(※)

ブックオフではあらゆる生活者にとって身近な場所、手段においてリユースサービスを拡大し、生活者が意識せずともリユースを当たり前に行える状態により、ライフサイクル全体における循環経済の実現に繋がることを目指しております。さらにリユースを身近にするため、事業やリソース活用を通じた行政機関や企業・団体、地域自治体との連携で、廃棄削減や子どもの教育支援といった社会問題の解決に繋げ、共に循環型社会へ推進する様々な取り組みを実施しています。その1つが、パートナーシップを結んだ地域コミュニティから循環型社会実現に貢献することを目的に、2022年より宮城県仙台市で開催しているイベント「杜の都リユースフェス」です。本年の開催では、学生が地域や企業の実際の課題に向き合う「実践型教育」を特色とし、地域になくてはならない存在を目指す東北芸術工科大学の想いが、本イベントの目的に一致したことから、産学連携の取り組みをスタートいたしました。

東北芸術工科大学との産学連携について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000123523.html

※参考
環境省「リユース等の促進に関するロードマップの方向性(案)について」(2025年6月17日)
https://www.env.go.jp/content/000322887.pdf

■学生デザインのポスターでリユースの身近さを表現。資源循環にとどまらない愛着を持ったモノの価値の繋がり

今回の取り組みでは、2025年10月12日(日)に仙台市中心部のアーケードにて開催する「杜の都リユースフェス2025」のイベントポスターや、当日に会場内に設置する来場者参加型のモニュメントの企画制作を、東北芸術工科大学の学生が担当いたします。「地域の繋がりを最大限に活かし、イベントを通じて循環型社会の実現に繋げる」という目的に基づいたコンテンツの作成、イベント当日の参加者とのコミュニケーションを通じ、企業が学生と共にイベントを制作することで就職時や卒業後のキャリアアップに繋がる機会を創出いたします。



ポスターのデザインは、デザイン工学部グラフィックデザイン学科の学生チームが担当。学内での議論やブックオフ社員との意見交換を重ねる中で、学生からは「長く愛されたモノが新しい出会いを求めて歩き出す姿を描き、リユースの楽しさをワクワクする行進に見立てたい」「誰もが見やすいデザインにし、多様な人がリユースに参加できる社会の姿を伝えたい」「リユースは宝探しのような体験。誰かが手放したものが自分にとっての宝物になる、出会いの温かさを表現したい」など様々な案が出され、『付喪神の百鬼夜行』をコンセプトとしたデザインが選ばれました。長い間愛着を持って使用された品物に魂が宿り神格化された存在である付喪神(つくもがみ)が行進する様子を描くことで、モノの大切さ、リユースによる人との繋がりを考えるきっかけになることを目指しています。

▼ポスターデザインを担当した学生のコメント
メインビジュアルは、長年だれかに愛された『付喪神』をイメージしたキャラクターたちが、リユースフェスの会場を百鬼夜行している様子を表しています。リユースの精神を、楽しく可愛らしい世界観で表現することで、来場者の皆さまに身近に感じてもらえるよう工夫しました。単なる資源循環の場ではなく、モノへの愛着や繋がりを改めて考えるきっかけになれば嬉しいです。未来への一歩に繋がることを願っています。

■販売機会に恵まれなかった衣類を来場者参加型モニュメントへと循環。イベント後は店舗で再活用

イベント会場に設置される来場者参加型のモニュメントは、芸術学部工芸デザイン学科の学生が企画を担当しました。素材には、BOOKOFF店舗でお引き取り時にお値段がつかなかった、また、一定期間で販売に機会に恵まれなかった衣類が再利用され、来場者が衣類を1枚ずつ枠に通していくことで、イベントの進行とともに完成する作品です。フォトスポットとして来場者に楽しんでいただくだけでなく、イベント終了後には枠を外しラグとしてBOOKOFF店舗にて再活用いたします。来場者が完成までの過程に関わり、その後も使われ続ける循環を体験できるモニュメントとして、地域の皆さまとの関わりを大切にして、リユースの身近さを感じるイベントの象徴となることを目指してまいります。

▼モニュメントの企画を担当した学生のコメント
私たちは、大きなモニュメント制作のワークショップを開催します。このワークショップでは、細く切った古着を材料に、編み込んだりラグを作るように打ち込んだりと、参加者一人ひとりの創造力で作品が成長し商店街が彩られます。また、モニュメントを背景に記念撮影も可能です。工芸の手仕事と自由な発想で、リユース素材の新たな魅力発見へと繋げます。ここでしかできない特別な創造を一緒に体験しましょう!

モニュメントの土台を制作する様子


モニュメントに使用する古着の裂き折りイメージ

ポスターやモニュメント制作を通じ、学生の皆さまは目的に対し「自分のデザインを社会にどう届けるか」という実践的な学びを重ね、異なる視点を持つ仲間や企業との協働の中で、調整力や発信力を磨きながら、地域の方々に還元できる表現を模索しました。ブックオフは、循環型社会実現に向けたイベントの開催や連携により、学生の皆さまに成長の機会を提供し教育支援に繋げ、循環型社会を自分ごと化して捉え、未来に継承していくきっかけを創出してまいります。

■「杜の都リユースフェス」について

2022年3月、コロナ禍で卒業制作発表の場がなく、苦慮していた宮城文化服装専門学校の学生によるファッションショーをBOOKOFF SUPER BAZAAR仙台泉古内店にて開催し、地域の皆さまからご好評をいただいたことから、2022年秋に会場を仙台市中心部のアーケード「サンモール一番町商店街」に移し第1回「杜の都リユースフェス」を開催しました。以降、毎年秋に同会場にて実施、2024年からは「ぶらんど~む一番町商店街」の一部まで会場を拡張し、ファッションショーは宮城文化服装専門学校、ファッション文化専門学校DOREME、東北芸術高等専修学校の3校にご出演いただいています。ファッションショーで着用している衣装はBOOKOFF店舗で販売しているアパレル品をアップサイクルしたものです。

2025年の開催で5回目を迎える本イベントでは、ブックオフグループの「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」というミッションのもと、地域、企業、学校、団体と一緒に開催しアプローチをすることで、イベント参加者のリユースに対するイメージをポジティブに変化させリユースの裾野を広げていくこと、パートナーシップを結んだ地域コミュニティからサステナブルな社会づくりに貢献することを目指しております。

【「杜の都リユースフェス2025」開催概要】
開催日時:10月12日(日)11:00~16:00
開催場所:サンモール一番町商店街・ぶらんど~む一番町商店街(宮城県仙台市青葉区一番町)
主催  :ブックオフコーポレーション株式会社
後援  :仙台市、宮城県
参加企業・団体:19団体(2025年9月16日時点、当社含む)
ブース :20ブース(2025年9月16日時点、当社含む)

<ブース内容(一部)>
・LINEミニアプリ「ecoチャレンジみやぎ」/ecoクイズ 等(宮城県、株式会社ユーメディア)
・ごみ分別釣り堀(仙台市)
・循環型回収ボックス「R-LOOP」「キモチと。」の回収ステーション(ブックオフコーポレーション株式会社)
・制服回収、中古ミシンの紹介(さくらや、ミシン家)
・プラスフラワー販売(株式会社Hanavie)
・アップサイクル衣装作品展示、ワークショップ(東北生活文化大学 服飾文化専攻有志学生)
・AI真贋鑑定体験型デモンストレーション(エントルピージャパン合同会社)
・服の交換会(Sendai Re:Fashion Day)
・トレーディングカード縁日、カードゲーム初心者講習会(ブックオフコーポレーション株式会社)
・リユースおもちゃ・雑貨の詰め放題、リユース品販売(ブックオフコーポレーション株式会社)
・古着を使ったワークショップ、物品販売(KeyakinoMori Cafe & arts)
・カフェコーナー(DAWN Coffee、KeyakinoMori Cafe&Bar 一番町)
・スタンプラリー

ブース内容の詳細や、イベント最新情報は下記Instagramをご確認ください。
https://www.instagram.com/morinomiyako.reusefes/

【当日の取材について】
杜の都リユースフェス当日の取材のご依頼を下記にて受け付けております。
問い合わせ先URL:https://www.bookoffgroup.co.jp/contact_us/top/contact-us-02/

■ブックオフが提案する手放し方の選択肢

ブックオフでは、国内BOOKOFF事業をはじめ、高い接客力と専門知識を持つスタッフが対応する百貨店内の買取専門店「hugall(ハグオール)」、買取相談カウンター「Rehello(リハロ)」 、ジュエリーのリフォーム・リペア・買取・販売を行う「aidect (アイデクト)」といったプレミアムサービス事業、現地でのリユースに取り組む「BOOKOFF USA」、国内店舗で販売に至らなかった商品をマレーシアやカザフスタンで販売する「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」といった海外事業を展開しております。そのほか、「サステナブックプロジェクト」など本の寄贈を通じてリユースの大切さを広める活動や、不要品回収システム「R-LOOP(アールループ)」、不要品の買取査定額を任意のプログラムに寄付して誰かを応援するサービス「キモチと。」など、日常的に使用するものから世代を超えて大切にされてきたものまで、次に必要とする方のもとへ循環させる、手放し方の選択肢を提供しております。

■Instagram「スマイルサーキュレーション|サステナブルな暮らしのヒント」

リユースとはモノの価値を絶やさないことで生まれる「笑顔」をつなぐこと。Instagramにて企業のサステナブルな取り組みをシェアし、笑顔を未来に循環させる暮らしのヒントをお届けしております。
https://www.instagram.com/smile.circulation8/

■ブックオフグループについて




BOOKOFFは1990 年、35 坪の千代田店(神奈川県)から始まりました。経営理念「事業活動を通じての社会への貢献・全従業員の物心両面の幸福の追求」のもと60社以上の加盟企業と共に発展し、現在はグループ全体で国内外約 800 店舗を運営。国内での年間利用者は約8,900 万人、年間売買点数 6億8千万点を超えています。2025年現在は、百貨店や高級住宅地へ出店するプレミアムサービス事業のほか、アメリカ合衆国やマレーシア・カザフスタン共和国での海外事業にも積極的に取り組んでいます。今後もリユースのリーディングカンパニーとしてサステナブルな事業に尽力してまいります。
コーポレートサイト:https://www.bookoffgroup.co.jp
サービスサイト  :https://www.bookoff.co.jp
公式オンラインストア :https://shopping.bookoff.co.jp
ブックオフが考える循環型社会:
https://www.bookoffgroup.co.jp/sustainability/top/creating-shared-value/

循環がイメージされる「∞」から、毎月8日にサステナビリティのプレスリリースを実施いたします。

本件に関するお問い合わせ
https://www.bookoffgroup.co.jp/contact_us/top/contact-us-02/

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