プレスリリース

高齢者の「買い物支援」+「見守り活動」を行う移動スーパーとくし丸 新たに伊藤チェーンと提携し、宮城県柴田町全域で2台体制で今秋開業へ

リリース発行企業:オイシックス・ラ・大地株式会社

情報提供:

 食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平)の連結子会社である、株式会社とくし丸(本社:徳島県徳島市、代表取締役社長:新宮 歩、以下「 とくし丸」)は、全国143社の地域スーパーと業務提携し、約1,200台の移動スーパーとくし丸を展開しています(2025年6月時点)。この度、宮城県でスーパー9店舗を運営する株式会社伊藤チェーン(以下「伊藤チェーン」)と「とくし丸」が新たに提携し、伊藤チェーン運営によるとくし丸が2025年11月を目処に2台開業予定です。開業前に実施する地域の需要調査開始に合わせ、柴田町、伊藤チェーン、とくし丸の3者間での見守り協定調印式を柴田町役場で執り行い、町長の滝口氏、伊藤チェーン専務の伊藤氏、とくし丸代表の新宮が出席しました。


▲移動スーパーとくし丸

▲販売の様子

- 高齢化率30%越えの柴田町でとくし丸が初開業へ 買い物支援に向け伊藤チェーン・とくし丸が提携


▲宮城県柴田町
 宮城県柴田町は、蔵王連峰と阿武隈川に抱かれた自然豊かな町です。しかし、総人口37,242人のうち、65歳以上の高齢者人口は2025年の推測値では11,453人にのぼり、高齢化率は30.7%に達すると推定されます(2024年柴田町調査)。※1 これは、宮城県全体の高齢化率29.7%(2024年推計)※2を上回る水準であり、免許返納で交通手段を持たない高齢者にとって買い物支援が必要な状況となっています。このような背景を受け、伊藤チェーンととくし丸が新たに提携し、柴田町全域で地域の買い物支援と地域や高齢者の見守り活動を行う移動スーパーとくし丸を開業する運びとなりました。




※1出典:柴田町HP https://www.town.shibata.miyagi.jp/index.cfm/82,48521,c,html/48521/20240820-171735.pdf
※2出典:宮城県HP https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/chouju/06koureisyazinkou.html

- 自治体との連携のもと、買い物支援と一体となった対面での見守り活動を展開


▲冷蔵機能付きの車両には約400品目、1,200点の商品がギッシリ
 とくし丸は、47都道府県で約1,200台、約18万人の買い物にお困りのお客さまに商品をお届けする移動スーパーです(2025年6月時点) 。軽トラックに約400品目1,200点の商品を載せ、自宅の前まで訪問し商品を販売。ご自身のその時の気分で欲しい商品を選びご購入いただけます。




▲とくし丸の見守り活動
 また、地域の自治体や警察署と見守り協定を結び、商品の販売と同時に地域の安全も見守ります。顔馴染みの販売パートナーが週に2度ほど対面で接する中で、お客さまの異変に気づき、関係各所と連携することで、必要に応じた速やかな対応が可能となります。「見守り協定」に順じ、社会福祉協議会、地域包括支援センター、ケアマネージャー、民生委員等との連携が図りやすい立場となっています。これらの活動が評価され、2024年には消費者庁より『消費者庁長官表彰』を受賞しています。




- 見守り協定調印式と今秋開業に向けてのコメント


▲宮城県 柴田町 町長 滝口氏
宮城県柴田町 町長 滝口 茂氏のコメント
槻木のイトーチェーンマルコ店を拠点とした移動スーパー「とくし丸」が高齢者に寄り添うことで、高齢者の買物支援をはじめ、健康状態の異変察知や孤立させない環境の構築などが期待されます。
今後、「とくし丸」の運行範囲が町内の全域となるよう願うとともに、高齢者の生活における利便性の向上や安全面が支えられますことに、感謝申し上げます。




▲伊藤チェーン 代表 伊藤 氏
伊藤チェーン 代表 伊藤 吉一氏 コメント
様々な事情で買い物に行くことの出来ないお客様を、地元企業として何とかしたいという想いから、とくし丸を活用した移動スーパー事業を展開することとなりました。
高齢者を中心とした買い物支援と、地域の見守り活動も合わせて行う事で、柴田町の「見守り隊」として、地域のお役に立てればと考えております。伊藤チェーンとして先ずは、2台を走らせ、徐々に台数を増やし5台以上の稼働を目標にしております。柴田町全域の方々が元気に長生きができ、笑顔で明るい町になれば嬉しいです。




▲販売パートナー槇尾さん拠点店舗:イトーチェーン マルコ店
伊藤チェーン 販売パートナー コメント
(槇尾さん)
以前は大きなトラックに乗る運送業をしていましたが、軽トラックで地域密着の販売パートナーをすることになりました。私自身ずっと利用してきたイトーチェーンの商品を積んでの販売は、お客様との会話も盛り上がりそうで今から楽しみです。皆様の暮らしに寄り添い地域の安全もしっかりと見守っていきます。




▲販売パートナー長谷川さん拠点店舗:イトーチェーン マルコ店
(長谷川さん)
この仕事は、5年来の夢でした。お客様からの「ありがとう」という言葉に直接触れたいという想いを胸に、地元の方々と共に働き、とくし丸が自然と人が集う交流の場になることが目標です。買い物支援・見守り活動の両軸で地域の皆様の暮らしを支える一助となれるよう、心を込めて走ります。



- 企業概要



株式会社伊藤チェーン
代表取締役社長 伊藤 吉一
設立:1974年(昭和49年)4月
住所:宮城県柴田郡柴田町大字槻木字焼檀2番地1
店舗数:9店舗
HP:https://www.itochain.com/



- 柴田町・伊藤チェーン・とくし丸の見守り協定調印式を実施


△とくし丸 見守り協定締結式の様子          (左)伊藤チェーン 専務 伊藤氏(中)柴田町 町長 滝口氏 (右)とくし丸 代表 新宮氏



- 柴田町の買い物難民ゼロへ。暮らしを支えるとくし丸販売パートナーを募集


▲とくし丸 販売パートナー
 とくし丸で販売を担うのは個人事業主の「販売パートナー」。
高齢などで買い物が困難な方々の自宅前まで新鮮な食材を販売し、食生活を支援、買い物の楽しさを提供します。この度、宮城県エリアでとくし丸の理念に共感し、地域貢献事業を志す活動の中心的な役割を担っていただける販売パートナーを募集いたします。
 買い物を通じたコミュニケーションは、見守り活動にも繋がり、地域貢献に大きく寄与します。未経験者でも平均年収550万円と、社会貢献とビジネスの両立が可能。無料の開業研修や販売アドバイスなどサポート体制も充実しています。





▲とくし丸 販売の様子
 スーパーの超大型化&郊外化で、近所の商店がなくなり、日常の買い物に不自由している人たち、いわゆる「買い物困難者」が増えてきています。その大半はシニア層です。「買い物」という行為は、生活の中の「お楽しみ」であると考え、シニアのみなさまが現物を「見て・触って・感じて・選んで」本来の「買い物」ができるよう、「移動スーパーとくし丸」が2012年に誕生しました。メインのお客さまは80歳前後の女性で、週に2回程度訪問し、その都度販売員がお客さま一人ひとりと目を合わせ、会話し、商品や情報を丁寧にお届けすることが可能です。
【とくし丸HP】 https://www.tokushimaru.jp/




- オイシックス・ラ・大地株式会社について

 オイシックス・ラ・大地株式会社は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社に、事業所、学校、病院などの給食事業を展開する「シダックス」、買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」、米国でプラントベース食材のミールキットを展開する「Purple Carrot」などがあり、食の社会課題を解決するサービスを広げています。また、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)としてSDGsに取り組み、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指しています。

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