石巻市南浜門脇地区のガイドに挑戦する東北大
3.11メモリアルネットワークと福島大学では、伝承活動へ自ら関わり始めた学生同士が県を跨いでつながり、主体的に伝承活動に取り組む初めの一歩を歩みだす機会として、宮城県石巻市門脇地区での交流会を企画しました。
東日本大震災発災からまもなく15年を迎えるなか、東日本大震災の伝承活動は継続性の不安が課題となっており、そのために重要となる若い世代の参画が、県ごと・団体ごとにみられるようになってきました。
7月6日は、ガイドに挑戦中の東北大生から震災遺構門脇小学校や石巻南浜復興祈念公園周辺を案内してもらった後、門脇復興住宅に異動して意見交換とワークショップを行います。
岩手・宮城・福島の県境を越えた次世代の連携に取り組む3.11メモリアルネットワークと、大熊町の震災遺構保存への関わりや、語り継ぎを検討中の福島大学からの報告の後、大川伝承の会の共同代表佐藤敏郎さんより、当事者の視点で大学生が伝承に関わる意義、遺構保存の意義についてお話しをお聞きします。
その後、これから伝承活動に関わる(関わっていきたい)学生同士でワークショップも実施し学びを深める場とします。
福島・宮城 学生交流会 実施概要
■開催日時 2025年7月6日(日)13:00~17:00
■会場(ガイド) 震災遺構門脇小学校駐車場集合、祈念公園周辺案内
■会場(交流会) 門脇東復興公営住宅 集会所
(〒986-0834 宮城県石巻市門脇町3丁目6-18)
■主催 公益社団法人 3.11メモリアルネットワーク、福島大学地域未来デザインセンター
■参加者 福島大学学生、東北大学学生、石巻専修大学学生・卒業生
佐藤敏郎さん (大川伝承の会)
藤室玲治さん (福島大学地域未来デザインセンター)
松原久さん (福島大学地域未来デザインセンター)
山田美香さん (福島大学地域未来デザインセンター)
中川政治 (公益社団法人3.11メモリアルネットワーク)
武田篤彦 (公益社団法人3.11メモリアルネットワーク)
阿部任 (公益社団法人3.11メモリアルネットワーク)
■タイムテーブル
13:00~13:15 挨拶、顔合わせ(門脇小前)
13:15~14:15 東北大インクストーンズによる南浜・門脇地区ガイド
14:15~14:30 (休憩、門脇東復興公営住宅へ移動)
14:30~14:40 3.11メモリアルネットワークより報告
「次世代の関わり、石巻市震災遺構について」
14:40~14:50 佐藤敏郎さん(大川伝承の会)より報告
「遺構保存の意義、学生が語り継ぐ意義について」
14:50~15:00 福島大より報告「大熊遺構保存について」
15:00~16:30 交流・ワークショップ
・自己紹介/今日の感想
・遺構保存・活用の意義
・わたしたち学生が語る意義
・学生が伝承に関わる際の肩書(呼び方)について
16:30~16:45 まとめ/今後に向けて
<お問い合わせ先>
公益社団法人3.11メモリアルネットワーク
〒986-0834 宮城県石巻市門脇町5-1-1
Tel. 0225-98-3691
e-mail info@311mn.org
担当:阿部 任、武田篤彦、中川政治
<ご注意>
本交流会は事前にお知らせした関係者およびメディアの方々のみに公開して開催いたします。一般の方々にはご案内をしておりませんので告知記事はご遠慮ください。開催報告として取り上げていただけますと幸いです。