プレスリリース

解体テックのクラッソーネ、宮城県丸森町と「空家等対策の推進に関する連携協定」を締結

リリース発行企業:株式会社クラッソーネ

情報提供:

 解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市、代表取締役CEO:川口 哲平、以下「当社」)は、宮城県丸森町(以下、「丸森町」)と「空家等対策の推進に関する連携協定」を締結いたしました。昨今、全国的にも社会課題となっている空き家問題への対策として、丸森町の空き家除却を推進することで、安全安心なまちづくりを目指します。また本締結で、当社の自治体連携の実績は127自治体(行政運営の団体含む)、全国での人口カバー率は18.1%となりました。(※1)





協定締結の背景
 近年、空き家が増加し社会課題となっています。総務省発表「令和5年住宅・土地統計調査」(※2)によると、全国の空き家数は900万戸、空き家率は13.8%と、過去最高の水準となっています。宮城県では、空き家の戸数は14万戸となっており、総世帯数に対する割合としては前回調査と比べて0.4ポイント増えて12.4%となっています。

 丸森町においては、空き家の利活用による町への移住・定住事業に取り組んでおり、平成27年に「空き家バンク」制度を導入し、令和7年3月には「丸森町空家等対策計画」を策定しました。令和5年には「空家等実態調査」を実施して町内に431件の空家等が存在することが分かっています。今後、空家等の適切な管理の確保やその活用拡大等、空家等対策の強化を図る必要があります。

 当社は、解体工事領域で、全国2,100社以上の専門工事会社と施主をマッチングするサービス「クラッソーネ」を運営しており、これまでに累計15万件以上のご利用者実績(※3)があります。また、「解体費用シミュレーター」や「すまいの終活ナビ」を利用した公民連携での空き家対策事業が、令和3年度から令和5年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に3年連続で採択され、現在は全国126自治体(丸森町除く)と公民連携による空き家対策を進めています。

 今回、丸森町や当社のそれぞれが持つ資源や特長を活かしながら、丸森町内の老朽化し危険な状態にある空き家の除却促進に向けて連携協力を図り、空き家の適正な管理の推進に寄与することを目的として、協定の締結に至りました。取り組みを通じて、空き家の課題を解決するとともに、当社運営の「すまいの終活ナビ」をはじめとしたIT技術やデータを活用して、自治体担当者の住民対応の質の向上や業務効率化など、自治体DXの推進に寄与します。

協定に基づく主な取り組み内容
- 解体の概算費用や土地売却査定価格を提示する「すまいの終活ナビ」を紹介(URL:https://www.crassone.jp/simulator/navi/miyagi/igugummarumorimachi
- 町民が近隣の迷惑な空き家について自治体へ通報できる「お困り空き家の連絡フォーム」を導入
(URL:https://www.crassone.jp/akiya-contact-form/miyagi/igugummarumorimachi
- 空き家の建物情報をもとに、管理コストや解体費用・土地売却査定価格をまとめたレポートを発行できる「空き家価値査定シート」の活用
- 空き家所有者等へ空き家解体の進め方に関するフライヤーを配布
- 市民や空き家所有者からの相談や空き家対策施策に、当社のサービスや情報を活用


代表コメント


丸森町長 保科 郷雄 氏
丸森町では、少子高齢化や人口減少対策を最優先課題と位置付け、子育て支援や教育環境の整備、産業振興の施策に取り組んでおります。課題は山積しておりますが、やるべきことを一つひとつ積み重ね、第6次丸森町総合計画の理念「DESIGN NEW MARUMORI つくろう、あたらしい日常を。」の実現に向け、町一丸となって前進してまいります。 今回の連携協定の締結により、空き家の所有者等が対応を考える一つのきっかけとなり、空き家の適切な除却と跡地の利活用に繋がることを期待しています。





株式会社クラッソーネ 代表取締役CEO 川口 哲平
当社は「『街』の循環再生文化を育む」というビジョンを掲げ、解体工事を通じて多くの人々の豊かな暮らしの実現を目指しています。事業を行う中で、空き家問題の高まりを感じており、またその解決には自治体と民間事業者の連携が重要だと考えています。この度、丸森町と連携協定を締結し、解体の領域で空き家対策のご支援ができることを嬉しく思います。弊社の解体に関する知識や経験・IT技術を活用し、安全安心なまちづくりの推進に尽力してまいります。




「すまいの終活ナビ」とは


 相続した実家の家じまいや空き家処分を検討するにあたって、様々な情報を取得することができる家じまいポータルサイトです。主な機能として、土地建物の面積や最寄り駅、接する道の幅などの条件を入力することで、「解体費用」と解体後の「土地売却査定価格」の概算額を無料で算出することができます。



 その他、「すまいの終活ナビ」からは下記サービスを利用することができます。

<空き家の迷惑度診断>
 空き家の外観や敷地内の状況に関する22個の質問に答えることで、「特定空家等」の予備軍である「管理不全空家等」として指定される可能性を「空き家の迷惑度」として診断します。  国が示したガイドラインに基づいた設問となっており、簡単に所有する空き家が管理不全空家等に指定される可能性があるかを確認することができます。所有者が自身の空き家の状況を認識できるようにし、適切な空き家の管理を促します。





「お困り空き家の連絡フォーム」とは


 迷惑な空き家がある場合に、空き家の状況や写真、所在地等の情報を入力して送信すると、自治体担当者のもとへ情報提供されます。 状態の悪い空き家が放置されていると、近隣住民への倒壊の危険性や衛生的な悪影響が発生します。管理が適切に行われていない空き家の検知・対応の円滑化、また空き家対策担当の業務DX化を促進します。




「空き家価値査定シート」とは
 「空き家価値査定シート」は、対象の空き家の構造や土地面積等の情報をもとに、空き家を放置した際にかかる想定コストや、空き家処分の際の解体費用、土地売却査定価格をまとめたレポートです。空き家の放置・処分コスト等の情報を所有者へ提供することで、空き家の適切な管理や処分の検討を支援し、管理不全空き家の解消を促進します。また、空き家所有者啓発に関する文書作成における自治体担当者の工数削減にも貢献します。

連携協定締結実績のある宮城県内の市町村
名取市(2022年締結)、色麻町(2022年締結)

丸森町について(概要)
 丸森町は宮城県の県南端に位置する人口約12,000人の町です。 町の北部を阿武隈川が貫流し、阿武隈山地の支脈で囲まれた盆地状の町で、 町域の約70%を山林が占めています。 街灯の多い大きな町から十分に距離があること、山に囲まれ高い建物がほとんどないことから、 満天の星空を楽しむことができます。 「不動尊公園キャンプ場」では日帰りBBQや川遊びもでき、季節や自然を味わいながら日々の疲れた体と心を癒すことができます。直売所に並ぶ旬の野菜や果物は、お財布にも優しく、鮮度も抜群です。 東北道・常磐道  IC、東北新幹線「白石蔵王駅」、仙台空港へは自動車で30分~50分とアクセスの良さも魅力の一つです。

株式会社クラッソーネについて(会社概要)


(※1)総務省「【総計】令和6年住民基本台帳人口・世帯数、令和5年人口動態(都道府県別)」より算出。都道府県連携や行政団体の対象自治体は省き、市区町村との締結を対象として算出した。
(※2)総務省「令和5年住宅・土地統計調査」より:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/tyousake.html
(※3)旧サービス「くらそうね解体」の実績含む

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