令和6年度補正 CLT建築実証事業 有孔CLT制振壁 テナントビル9階建て
株式会社LAD(ラッド)は6月1日に中大規模木造建築ブランド
BELCEAU(ベルソー)を立ち上げました。
「BELCEAU」のコンセプトは、私たちLADがデザインする木造建築物が、人々の暮らしを優しく包み込む「ゆりかご」の様に「木」と「人」に寄り添い「住まい」と「人生」を育くんでいきたい。そう思い立ち上げました。
「BELCEAU」は循環型建築の実現を目指します。木造建築はCO2を貯蔵出来、つくるとき・こわすとき・リサイクルするとき、全ての過程で環境負荷を低減。2010年の「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」制定以降、公共・民間を含めて建築物の木質化は建築業界でも大きな議題に挙げられており、日本の豊かな森林資源の活用と環境問題を考慮すると特に中大規模建築物においての木質化は急務と言えます。
近年では耐火告示仕様制定・CLT(Cross Laminated Timber・直交集成板)・木造トラスと多くの技術革新が行われております。鉄筋コンクリ-ト造・鉄骨造と耐久性・耐火性・遮音性等、遜色ない水準になっており、優れた断熱性・気密性を兼ね備えております。
2025年大阪万博でも多くの建築物が木造で計画されております。特に「大屋根リング」はCLTを主構造とした世界最大木造建築物としてギネスに認定されております。大阪万博で計画されている木造建築は実計画でも採用可能であり、改めて木造建築物の可能性を広めてくれたと実感しております。
また、建築コストの高騰により鉄筋コンクリ-ト造・鉄骨造から木造へ切り替える木質化の御相談を多く頂いております。コスト面でも木造建築物は優位性を持ち、建築物が軽量の為、地盤への負荷も軽減でき杭・地盤改良等の低減も可能です。
日本には多くの森林資源がありますが、コスト・流通・人材不足等により、国産材の有効活用は出来ておりません。中大規模建築物を木質化する事は林業を活発にし、日本古来の木造建築物の技術を守り・継承していくことにも繋がっていきます。
私たちLADはBELCEAUにおいて魅力的で合理的な中大規模木造建築物の計画・デザインを進め、ひいては次世代の未来を創生する為、脱炭素社会実現に向けて社会のニーズに対応して参ります。
CLT工法によるホテル計画イメージパース
CLT工法によるホテル計画イメージパース
(BELCEAU公式サイト) https://lad-life.com/berceau/
(本件によるお問合せ) 株式会社LAD 担当:高山 TEL 048-287-3037