本化粧水は、宮城県仙台市に湧き出る温泉「藤塚の湯」を活かし、学生たちの熱意と地域復興への思いを形にした唯一無二の商品です。
本リリースのポイント
<ポイント1>学生主体のプロジェクト
本プロジェクトは、宮城在住の有志大学生が自ら提案し、一から企画・開発を行ってきたユニークなプロジェクトです。「地域活性化につながる活動をしたい」という思いを胸に、約2年間の歳月をかけ、現地でのアンケート調査や、試作と改良を重ねた末、ついに製品化が実現しました。
<ポイント2>地域資源の活用
水代替として温泉水を100%*使用した、宮城県仙台市若林区藤塚地区「藤塚の湯」初のオリジナル商品です。
*エキス由来の水を除く
<ポイント3>こだわりの成分
天然由来「米もろみ粕エキス*」配合の高保湿化粧水です。
*(アスペルギルス/サッカロミセス)/コメ発酵エキス液:保湿成分
FUJITSUKA化粧水
学生主体のプロジェクト ~有志の大学生が約2年間奮闘!開発までの道のり~
このプロジェクトは、宮城在住の有志大学生たちが主体となり、現地訪問やオンラインでの議論を重ねながら、約2年の月日をかけて進めてきた、地域資源を活用したユニークな取り組みです。
本プロジェクトは、2023年1月にアクアイグニス仙台が実施した「地域課題解決型プログラム」に参加した学生を含む東北大学の学生たちによって自主的に提案したことから始まります。元々化粧品やスキンケアに興味を持っており、藤塚の湯の利用者である代表・岩間さんと、地域の活性化につながる取り組みを行いたいと考えていた副代表・河内さんが共同で企画を提案しました。地域資源を活用したスキンケア用品の開発を目指し、学生チームは2023年4月に結成されました。
有志大学生メンバー
開発ミーティングの様子
学生たちは何度も藤塚地区を訪れ、スキンケアに関するアンケートを実施しながら製品コンセプトを策定。温泉水の魅力を最大限に引き出す工夫を重ね、「この温泉の力を生かして特別な化粧水を届けたい」と考えるようになりました。試作と改良を繰り返し、2024年4月には購入予約数100本の目標を達成しました。さらに、10月には容器やパッケージデザインを完成させ、商品化への最終準備を進めています。
(左)学生チーム代表・岩間 (右)アクアイグニス仙台・深松
地域資源の活用 ~震災復興のために生まれた商業施設「アクアイグニス仙台」の温泉水を活かす~
宮城県仙台市若林区藤塚地区は、東日本大震災の津波被害により、集団移転を余儀なくされた地域です。アクアイグニス仙台は、その移転跡地を活用して設立されました。被災地に再びにぎわいを創出することを目指し、地下1,000m採掘して湧き出た温泉が「藤塚の湯」です。アクアイグニス仙台は温泉を有する複合商業施設として2022年4月より運営しています。
アクアイグニス仙台・外観
アクアイグニス仙台は、地域の未来を創ることを重要なミッションと捉え、サステナブルな施設づくりを目指しています。これまでに温泉排熱や地中熱の回収システムの導入、農業ハウスにおける太陽光集熱システムの実証実験を行うなど、持続可能な社会の実現に寄与してきました。
そしてこの新たな取り組みも、地域資源を活用するために生まれた、環境に配慮した商品です。この商品を通じて、藤塚地区の魅力を全国へ発信し、震災からの復興の象徴として地域に新たな価値を提供したいと考えています。
藤塚の湯・内湯
●こだわりの成分 ~天然由来成分だけを使ったFUJITSUKA化粧水の特徴~
「FUJITSUKA化粧水」は、温泉「藤塚の湯」の初めてのオリジナル商品です。良質な泉質の温泉水を最大限に引き出す工夫をしています。企画開発は、環境に配慮した発酵技術で、高品質な製品を提供する企業「株式会社ファーメンステーション」と共同で行いました。「天然由来の成分だけを使う」というコンセプトを掲げ、東北の資源を活用し、実用性と美しさを兼ね備えた化粧水を完成させることができました。
「藤塚の湯」は”なめらかしっとり”に肌を導く美人の湯
藤塚の湯の恵み
藤塚の湯の泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」で、美人の湯・美肌の湯に相当します。肌をなめらか・しっとりに整え、保湿効果が高く、美肌効果が期待される泉質です。「FUJITSUKA化粧水」の大きな特徴は、水代替として温泉水を100%*配合したことです。
*エキス由来の水を除く
米もろみ粕エキス*1
製造を担当する株式会社ファーメンステーションは、未利用資源を活用した発酵技術で注目される企業です。同社の独自技術により、岩手県奥州市の休耕田で栽培するオーガニック玄米から抽出された「米もろみ粕エキス*1」を配合しています。このエキスはアミノ酸やセラミドを豊富に含み、保湿力を高めながら、エイジングケア*2におすすめです。
*1(アスペルギルス/サッカロミセス)/コメ発酵エキス液:保湿成分 *2 年齢に応じたお手入れ
●今後の展望
藤塚の魅力を全国へ
化粧水を全国に届けるためクラウドファンディングとECサイトの展開を予定しています。このプロジェクトを通じて、震災から立ち上がろうとする地域の存在を全国に広め、宮城県や東北全体の地域活性化の一助となることを目指しています。
学生主体の即売会イベントを予定
発売と同時に2月22日(土)~2月24日(月・祝)に即売会イベントをアクアイグニス仙台内で開催予定です。イベントでは、製品の体験会や、開発に携わった学生たちが直接商品の魅力を紹介する場を設け、多くの方に化粧水の魅力を知っていただく機会を提供します。
●商品「FUJITSUKA化粧水」について
●製品名:FUJITSUKA化粧水
●内容量:150mL
●主要成分:温泉水、米もろみ粕エキス、ビタミンC誘導体、セラミド
●価 格:1500円(税込)
●特 徴
・「藤塚の湯」の温泉水をふんだんに使用
・無香料・無着色・アルコールフリー
・全成分天然由来
・環境に配慮したバイオマスPETボトルを使用
■アクアイグニス仙台について
「アクアイグニス仙台」は、仙台市集団移転跡地利活用事業、宮城県沿岸部交流人口拡大モデル施設整備事業として、2022年4月にオープンしました。地下1000mの大深度から沸出する「温泉」や地元の農産物を販売する「マルシェ」のほか、「カフェ」猿田彦珈琲、第一線で活躍するシェフ監修の「レストラン」「パティスリー・ショコラトリー」「ベーカリー」を取り揃え、訪れる人々の心を癒す、食と人が交わる極上の空間を目指しています。
https://aquaignis-sendai.jp/
■東北大学の有志学生チームについて
2023年に結成された東北大学の学生チームで、代表の岩間さん、副代表の河内さんをはじめとする5名がチームメンバーです。元々化粧品やスキンケアに興味を持っており、藤塚の湯を以前から利用していた代表と、地域の活性化につながる取り組みを行いたいと考えていた副代表が共同で企画を提案したのがきっかけでプロジェクトが始まりました。「藤塚地区の魅力を発信し、地域活性化に貢献する」という想いのもと、「FUJITSUKA化粧水」の開発に取り組みました。
■株式会社ファーメンステーションについて
ファーメンステーションは、「Fermenting a Renewable Society(発酵で楽しい社会を!)」をパーパスに、未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップ。岩手県奥州市に自社工場を持ち、残った発酵粕も化粧品の原材料に使用するほか、鶏や牛の餌に活用し、さらにその鶏糞や牛糞は畑や田んぼの肥料にするなど、未利用資源を活用しごみを出さない循環型でサステナブルな取り組みを実践しています。
https://www.fermenstation.co.jp/