フラッグシップ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:神馬光滋、以下「フラッグシップ」)が、Mirakl株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤恭平、以下「Mirakl」)の国内初のMiraklソリューションパートナー(※1)として認定されたことをお知らせします。また、当社メンバーが国内企業初となるMirakl University認定資格(※2)を取得しました。これらの認定・資格はMiraklプラットフォームに関する技術や専門性を認めるものです。
国内ECの課題と可能性
日本のEC市場は成長を続けており、B2CのEC市場の総売上高は19兆円を超えています。しかし、日本のEC化率は13.7%であり、米国の15.6%、中国の48.0%と比較すると依然として低い水準です(※3)。そしてまた、日本の小売業界は差別化の困難さ、物流コストの上昇といった課題を抱えています。
これらの課題を解決し、さらなる成長を実現する戦略として、既存のECサイトにマーケットプレイス機能を導入する施策が注目を集めています。これにより、自社で在庫を持たずに多様な商品を提供できるようになります。既存の自社商品ラインナップに加え、外部販売者の商品も取り扱うことが可能となり、品揃えの大幅な拡充、新規顧客の獲得、既存顧客の購買頻度向上などが見込めます。
そこで注目されているのが、世界40カ国・450企業以上の顧客を持つフランス発のマーケットプレイス構築プラットフォームMiraklです。Carrefour(フランス、スーパー)、Macy's(アメリカ、百貨店)、Best Buy(アメリカ、家電量販店)といった世界的な小売企業で活用されており、売上拡大や顧客エンゲージメントの向上に貢献しています。日本国内でもアイリスオーヤマ公式通販サイトのアイリスプラザや、大手家具店のニトリが導入を発表しています。
Best Buyでは2016年よりマーケットプレイス機能を通じてベビー用品の扱いを開始し、カナダのEC市場でベビー用品カテゴリでトップシェアを獲得しました(※4)。欧州の大手家電量販店MediaMarktは、2023年において1000社を超えるセラーが100万件の商品(SKU)を共有しています(※5)。また米国大手百貨店Macy’sは、2023年度第1四半期にマーケットプレイスの販売者をほぼ倍に増やし、GMV(流通取引総額)が2022年度第4四半期と比較して50%増加しました(※6)。
国内初のMirakl Partner認定・Mirakl University認定資格取得
フラッグシップは、2013年に日本初のShopifyエキスパート、2018年に国内初のShopify Plus Partnerの認定を受けるなど、日本のEC分野をリードしてきました。このたび、フラッグシップは国内初となるMiraklソリューションパートナーとして認定されるとともに、当社のメンバーが国内企業として初めてMirakl University認定資格を取得いたしました。
これまでもフラッグシップでは、国内での導入例が少ないShopifyアプリやマーケティングツールをいち早く取り入れて、実績を積み重ねてきました。多国籍の開発チームと高度なシステム構築力を強みに、今後はMiraklを活用したインテグレーションも展開していきます。
Mirakl主催イベントのご案内
Miraklは2024年11月13日(水)に「Platform Pioneer - プラットフォーム革命の先駆者たちが集う、イノベーションの最先端とは」を渋谷QWS(渋谷スクランブルスクエア内)にて開催する予定です。詳細はMiraklのプレスリリースをご確認ください。
【PRTIMES】Mirakl、日本初の自社イベント「Platform Pioneer」を11月13日に開催
フラッグシップもイベントスポンサーとして参加いたします。会場でお会いできることを楽しみにしております。
両社代表のコメント
Mirakl株式会社 代表取締役社長 佐藤恭平 氏
フラッグシップ社が日本市場でマーケットプレイスの展開を強化されることを大変嬉しく思います。日本においてもマーケットプレイスの需要が急速に拡大しており、フラッグシップ社の豊富な知見と技術力を通じ、Miraklのソリューションが多くの企業の成長とイノベーションに貢献できることを確信しております。
フラッグシップ株式会社 代表取締役 神馬光滋
Shopifyのプロダクトに痺れ、それにより切り拓ける可能性にワクワクした時と同じフィーリングを、Miraklに感じています。Miraklのスマートでインパクトフルな体験を日本でも加速させるべく、当社のEC業務/システム理解を土台に、Miraklインテグレーションの専門性をレバレッジし、ECサイトへのマーケットプレイス戦略の適用を推進して参ります。
Miraklについて
Miraklは、エンタープライズ向けマーケットプレイス構築SaaSの分野で世界をリードするフレンチテックNext 40企業です。450社以上の大手企業に対して、マーケットプレイスやドロップシップを活用した新しいビジネスモデルの成功を支援しています。AirbusやCarrefour、Macy’s、ニトリなど、世界中の企業がMiraklを導入し、オンラインビジネスの成長と効率化を実現しています。詳しくは、こちらをご覧ください。
Facebook:https://www.facebook.com/mirakl.japan
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/mirakl-japan
フラッグシップについて
フラッグシップは、"Develop Maps" をパーパスに、国内外の大規模ECサイトのリニューアル開発を主軸に事業を展開しています。また、グローバルEC構築にも強みを持ち、ERP・WMSとの高度な連携や、Shopify標準を逸脱したカスタム機能の開発を手がけてきました。これらの実績と技術力が評価され、2018年に国内初のShopify Plus Partnerとして認定されています。今後も、クライアントのビジネス成長を戦略および技術の専門パートナーとして支援していきます。
フラッグシップ株式会社 / Flagship Inc.
所在地:東京都千代田区麹町5-3-23 WeWork日テレ四谷ビル
代表取締役:神馬 光滋 / Koji Jimba
設立:2012年7月4日
コーポレートサイト:https://flagship.cc
※1 Miraklでは、オンラインマーケットプレイスの導入・運営において、戦略立案から開発、分析まで対応できる専門知識を持つパートナー企業を「ソリューションパートナー」として位置付けています。Miraklは、マーケットプレイスの民主化を目指し、パートナーと協力して信頼性の高い技術を提供し、お客様のマーケットプレイス戦略における課題解決に取り組んでいます。
※2 Mirakl University認定資格:Mirakl University認定資格は、Miraklプラットフォームの専門知識を体系的に学び、そのスキルを証明するための資格です。実践的なトレーニングを通じ、700名以上のMirakl認定エキスパートを輩出しています。
※3【経済産業省】「令和5年度電子商取引に関する市場調査」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/R5tyousahoukokusho.pdf
※4【Forbes】「It's A Mirakl! You Can Have Your Own Amazon-Style Website Thanks To This Global Company」https://www.forbes.com/sites/danieldambrosio/2019/04/20/its-a-mirakl-you-can-have-your-own-amazon-style-website-thanks-to-this-global-company/
※5「Ceconomy Capital Markets Day 2023 プレゼンテーション, p.37」https://www.ceconomy.de/media/ceconomy_capital_markets_day_2023_presentation.pdf
※6「Macy’s, Inc. First Quarter 2023 Earnings Presentation, p.7」 https://www.macysinc.com/newsroom/events-presentations-and-updates/presentations/presentation-details/2023/Q1-2023-Earnings-Presentation/default.aspx
【J.P. Morgan】https://www.jpmorgan.com/insights/payments/payments/macys-third-party-payment-solutions