防災の専門会社 株式会社SAKIGAKE JAPAN(本社:東京都中央区、代表取締役:近藤宗俊)は、2025年3月に宮城県仙台市で開催された「世界防災フォーラム(World Bosai Forum)2025」に出展し、東京大学附属災害対策トレーニングセンター支援会(DMTC-SA)と共同で「防災対策士」制度を中心とした防災人材育成の重要性を広く発信いたしました。
国内外から延べ5,000人以上が集った本フォーラムにおいて、防災を「現場対応」から「社会実装」へとつなぐキーパーソンである「防災対策士」の育成と運用体制の整備が、今後の地域防災・企業防災の持続性に不可欠であることを訴えました。
防災対策士とは?─地域・企業・行政をつなぐ“災害対策の専門家”の育成制度
「防災対策士」は、災害発生時に現場の初動対応を的確に判断し行動できる人材であると同時に、平時から備えを整える“防災リーダー”です。官公庁職員や企業の安全管理担当者、教育現場の指導者など、幅広い層の人材が受講・認定を受けており、2024年の制度開始以降、全国で数百名の認定者を輩出しています(2025年4月時点)。
防災対策士ホームページ
https://dmtc-sa-dms.com/
本制度の特徴は、知識の習得だけでなく、実地型の演習・ロールプレイ・ケーススタディを通じて、「状況判断」「情報収集」「チーム行動」など、実践的なスキルを体系的に学べる点にあります。とくに災害発生から最初の72時間における“判断と行動”に焦点をあてた内容は、企業のBCP運用にも直結する内容として注目を集めています。
共同出展の狙い──民間企業とアカデミアが連携する防災教育の未来
今回、東京大学附属DMTC-SA様との共同出展により、制度の理念と教育カリキュラムを紹介し、受講者の活用事例や自治体・企業との連携モデルについても具体的に提示しました。
SAKIGAKE JAPANは、防災対策士制度の開発および社会実装を支援する立場から、以下のような取り組みを計画しています:
- 地方自治体への導入支援(例:地域防災のスペシャリスト育成)
- 民間企業との共同研修企画(例:事業所単位の訓練支援)
こうした動きは、防災を経験者頼みの現場力に依存させるのではなく、「社会全体の共通基盤」として根づかせるための実践的なアプローチであり、多くの来場者から「人づくりが結局、災害対応の要だ」との共感をいただきました。
「知ってました!」の声に見る広がりと期待
また、今回の展示会で複数の参加者から「SAKIGAKE JAPANと防災対策士の取り組みを以前から知っていた」との声が寄せられたことは、私たちにとって大きな励みとなりました。特に企業の総務・防災担当者、学校関係者からの相談やコラボレーション提案が相次ぎ、防災人材育成の必要性が現実の課題として認識されつつあることを肌で感じることができました。
【主な取り扱い製品(当日展示内容より)】
- 災害対策士(Disaster Management Specialist):災害対策の能力認定制度
- ヘリポータブル(Mobile Helipad Light):可搬式ヘリポート灯火セット
- Climate Vision / Water Vision:AIによる災害リスクのリアルタイム可視化
- Cold Storage Box Portable:ソーラー駆動型の非常用可搬冷蔵庫
- Aster Power Coating:建物の被害拡大を防ぐ高耐震塗料
製品(ハード)と人材(ソフト)の両輪で防災力を高める仕組みを構築しています。
世界防災フォーラムを通じた今後の展開
私たちは今後も、災害対応に不可欠な「人」「技術」「体制」を三位一体で育成・整備する活動を進めてまいります。
株式会社SAKIGAKE JAPANについて
株式会社SAKIGAKE JAPANは、防災および環境適応分野での先進技術の営業・マーケティング、防災教育イベントの企画・運営、企業・自治体向け防災データベースの構築と運用に力を注いでいます。これらの活動を通じ、地域や企業のレジリエンス向上と革新的な防災ソリューションの普及を目指しています。また、「国際復興フォーラム2024」や「日本防災プラットフォーム」などへの参画を通じて、防災分野の未来を、多数のパートナーとともに切り拓いています。
SAKIGAKE JAPAN会社概要
会社名:株式会社SAKIGAKE JAPAN
所在地:東京都中央区日本橋室町1-11-12 日本橋水野ビル7階
代表名:近藤 宗俊
設立日:2023年12月8日
HP:https://sakigakejp.com/
連絡先:03-6687-3736
※)ご質問や取材に関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。
【弊社 広報担当】林優:pr@sakigakejp.com