仙台で結成の「椿屋四重奏」、メジャーデビューシングル発売

椿屋四重奏のメジャー第1弾シングル「LOVER」。ジャケットはイラストレーターのヒロ杉山さん率いるクリエイティブ集団「エンライトメント」が手がけた

椿屋四重奏のメジャー第1弾シングル「LOVER」。ジャケットはイラストレーターのヒロ杉山さん率いるクリエイティブ集団「エンライトメント」が手がけた

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 仙台で結成されたロックバンド「椿屋四重奏」が5月9日、メジャー第1弾シングル「LOVER」をリリースした。

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 2000年に結成した同バンドは、数回のメンバーチェンジを経て昨年、中田裕二(Vo&G)、安高拓郎(G)、永田貴樹(B)、小寺良太(Dr)の4人構成に。2003年にミニアルバム「椿屋四重奏」でデビュー後、インディーズで2枚のアルバムと3枚のシングルをリリース。全詞曲を手がける中田さんの独自の世界観は「艶ロック」と称される。

 2005年に全国30公演、2006年に全国18公演のツアーを行い、ツアーファイナルを渋谷公会堂で開催。同12月31日には中野サンプラザホールで大晦日カウントダウンライブを行い、翌1月1日付けでワーナーミュージック・ジャパン(本社=東京都港区)へ移籍した。

 シングルには表題曲「LOVER」とカップリング曲「moonlight」のほか、カウントダウンライブ音源から2曲を収録。「LOVER」は「これまでの集大成ともいえるストレートな1曲で、これから知る人にとっても『椿屋』を一番理解しやすい曲」(中田さん)だという。

 地元FM局への出演やライブでたびたび仙台に訪れ、地元での知名度はとりわけ高い同バンドだが、意外にも仙台での活動歴は1年。中田さんは「バンドが生まれた街だし、何かと僕らは仙台を大事にしたがる。『仙台』といえば『椿屋』と言われる存在になりたいと思っている」という。

 その言葉通り、今年6月に行う三大都市ツアーも東京、大阪、仙台で開催。仙台でのライブは「規模は東京のほうが大きいけど、それとは比べものにならないぐらい緊張する。せっかく地元のバンドを地元の人が応援してくれるのに、その顔に泥は塗れないっていう気持ち。それぐらい大事な場所」(中田さん)と話している。

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