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宮城県美術館で「フィンランド・デザイン展」 独立100周年記念、700点展示

4章「フィンランド・デザインの“異才たち”」。ムーミンで知られるトーベ・ヤンソンなど4人の作品を展示する

4章「フィンランド・デザインの“異才たち”」。ムーミンで知られるトーベ・ヤンソンなど4人の作品を展示する

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 宮城県美術館(仙台市青葉区川内元支倉、TEL 022-221-2111)2階展示室で現在、「フィンランド独立100周年記念 フィンランド・デザイン展」が開催されている。

2章「フィンランド・デザインの“礎”」

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 夏は白夜、冬は極寒となる厳しい風土から「自然と人間との調和」を創造の源とし、日常で愛され長く使われ続けるような、シンプルで明るいデザインが生み出されてきたフィンランド。独立100周年を記念して企画された同展は、1月の福岡を皮切りに愛知、福井、東京を巡回し、宮城が最終会場となる。

 独立以前の装飾芸術から独立後の成熟期を経た現在までのフィンランド・デザインを、各時代の主要なデザイナーや彼らを支えた企業に焦点を当て、約700点の作品を一堂に展示する。会場内は6章で構成し、各章の展示内容は以下の通り。

 1章=フィンランド独立以前に作られた食器・家具・照明器具などの装飾芸術・伝統工芸品、2章=フィンランド・デザインの礎となった企業とデザイナーとそこで活躍したデザイナー、3章=独立後にフィンランド・デザインを完成させたともいえる作品群、4章=独自の道を歩み実績してきた4人の異才デザイナーの作品、5章=戦後、企業と関わりながら飛躍してきたデザイナーたちの作品、6章=現在注目されている2人のデザイナーハッリ・コスキネンさんとヘイニ・リータフフタさんの作品。

 同館担当者は「北欧ならではの厳しい風土やそこで暮らす人々の気質を反映しながら発展し、世界中で高い評価を得ているフィンランド・デザインの作品は、時代を超えて愛されているものが多い。人々の生活と共にあり続けるフィンランド・デザインの集大成を多くの方にご覧いただければ」と話す。

 開館時間は9時30分~17時(発券は16時30分まで)。観覧料は、一般=1,300円、学生=1,100円、小・中・高校生=650円。月曜休館。12月24日まで。

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